ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】

ーラスタ・ラヴー

美喜「今夜は涼しいわね。」

澪「今の季節が一番過ごしやすいからな。」

美喜「そうね。あら…団体さん。いらっしゃい。」

紅「おーっす。三人だ。なんかさっぱりしたの頼むな。」

優日「度数はきつ…」

ともき「普通めで頼む。」
澪「はいはい。」

紅「あーあ…それにしても欲しかったな。」

ともき「いや、百万はダメだろ。」

優日「あはは。けど、拉麺チケットは良かったよね。」

紅「あぁ、今日から毎晩食いにいけるな。和龍すぺしゃるでチャーハンと餃子つき、全部大盛りで」

ともき「どれだけ食べる気だ…。」

優日「太りそうだね。」

紅「食った分うごきゃあ大丈夫だ。っか、そんぐらい食わないか?」

ともき「食わないな。」

優日「無理、無理。」

紅「優日の嬢ちゃんはともかく…ともきは食わないといけないぞ。あと、もっと筋肉つけてだな。」

ともき「いや、平均一般学生程度でいいから。」

紅「え~…一緒に鍛えようぜ。」

ともき「どうやって?」

紅「秋宵月の嬢ちゃんの鍛練メニュー。」

ともき「絶対に嫌だ。」

優日「わ、即答。」

美喜「ふふ、盛り上がってるわね。はい、グレイハウンドよ。」

グレイハウンド
13度中口ビルド

ウォッカ45ml
グレープフルーツジュース適量

氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ、冷えたグレープフルーツジュースで満たして軽くステアする。

紅「おっし、じゃ、深夜のラジオお疲れ」

ともき「お疲れさん」

優日「お疲れさま。」

澪「グレイハウンドは「走るときに尾を足の間に入れる犬」の意味で「ソルティドッグ」から塩を抜いたもの。別名「ブルドッグ(尾が短い犬)」または「テールレスドッグ(尾のない犬)」だ。」

紅「へぇ…お、いけるなこれ。」

ともき「たしかに、ウォッカなのに飲みやすいな。」

優日「私もう少しウォッカ多目で。」

ともき「でた…隠れ酒豪」
優日「そんな事ないよ。たしなむ程度だし。」

紅「けど、嬢ちゃんは悠に付き合えるんだろ。」

優日「そうだけど、悠が本気ならどれだけ飲むかは知らないよ。」

ともき「あいつは蟒蛇でザルだからな。バッカス(酒の神)の子孫なんじゃないか?」

紅「おれは酒はいると、どうも寝ちゃうからな。」

優日「けど、ちょっとだけお酒飲んで気持ちよくなって寝るの私好きだな。こ~とろ~んって感じに。」

ともき「二三杯でな。ただおれは、空のみより何かをつまみながら飲みたいんだけどな。」

紅「いいな。焼き肉とかがっつりやりながら。あ、こんどいかないか?」

ともき「三人でか?」

紅「ラジオのメンツで。」

優日「あ、楽しそうかも。」

ともき「焼き肉か…金剛さんところかな。」

紅「お、いいな。俺行ったことないんだよ。」

優日「私も行ってみたいな。」
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