ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ードリームクラブー

悠「(ま、別に深く聞くことはないか…)」

雪「じゃあお兄ちゃん。メアド交換しようよ!はい、これがセッちゃんのメアドだよ。」

悠「え、あ~…」

雪「ホラ、お兄ちゃんも早くメアド教えてよ。」

悠「えと、ごめん。携帯、いま持ってないんだ。」

雪「え~ウソ~!」

拳二「マジだぞ。ソイツは携帯不携帯だ。」

雪「も~、じゃあちゃんと後でメールしてね?お兄ちゃん。」

悠「あ、あぁ…(お兄ちゃんって呼ばれるとくすぐったいな)」


雪「じゃあ、お兄ちゃん、まずは飲み物を頼んでね」

悠「拳二」

拳二「今日は俺の奢りで接待だ。お前が楽しんで好きにしろ」

悠「あのな……じゃあ日本酒」

雪「ほい!ど~ぞ~!」

悠「ありがと、セッちゃんもなにか飲みなよ」

雪「ありがとね。」

悠「じゃあ、カンパイしようか?」

雪「ほ~い!カンパ~イ!」

悠「セッちゃんはパティシエだから甘い菓子とかが好きなのか?」

雪「うん、大好きだよ」

悠「そうか。」

雪「お兄ちゃんは?」

悠「俺はポテチとかのが好きかな。まー…知り合いには(病的な)甘党もいるけど。ちなみに、セッちゃんがいちばん好きな物って?」

雪「色々あるけど、いちばんはチーズケーキかな。セッちゃんね、世界一のチーズケーキを作ってお店だすのが夢なんだ」

悠「世界一のチーズケーキか…。完成してお店だしたら是非、試食コーナつくたてくれよ。試食しにいくから」

雪「え……買いに来てくれるんじゃないの」

悠「はは、悪いな。俺は横のゴリラと違って財布は閑古鳥なんだ」

拳二「かっかっか。よくいうぜ。溜め込んでるだろ」

悠「アホか。ここ数ヵ月で二万超えた事がねぇよ。」

雪「お兄ちゃんって何してる人なの?」

悠「え…学生」

雪「え~!もしかして大学生なの?」

拳二「高校生だ。一応な」

悠「一応じゃねぇ!」

雪「お兄ちゃん…もしかして年下なの?」

悠「そうなります」

雪「う~ん、まぁいいか。」

悠「いいんだ。」

拳二「ちなみに、コイツは池袋でトラブルシューターもやってるぜ。そっちが本職だ。なんか困ったことがあったらコイツに…」

悠「お前黙れって」

雪「トラブルシューター?」

悠「なんでもないよ。」


雪「ふ~ん…セッちゃんね、雷が苦手なの。雷って怖いよねぇ。もし自分に落雷したらと思うとゾゾゾッとしちゃうよ。お兄ちゃんもそう思うでしょ?」

悠「雷か…あんまり怖くないかな(崇や真桜のが怖いし)」

雪「ゴロゴロって大きな音が鳴っても怖くないの?」

悠「まぁ、余裕かな。」

雪「ホント~に~?」

悠「あぁ。」

雪「自分に落ちたら死んじゃうかもしれないのに?お兄ちゃん、大きいから危ないよ。」

拳二「かっかっか。セッちゃん。コイツはな死なないんだよ。」

悠「死ぬっーの!」

雪「あはは~。あ、お兄ちゃんそろそろお開きの時間だよ?どうする?」

拳二「どうする?」

悠「じゃ、帰るか。」

雪「今日はありがと!またきてね!お兄ちゃん!」

悠「俺も楽しかったよ。また機会があれば来るわ。」

雪「セッちゃんをまたよろしくだよ!」
66/100ページ
スキ