ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】8

ーラスタ・ラヴ(11/29/夜)-

悠「今日は何の日かわかるか?」

ともき「今日?」

優日「いい肉の日に決まってんじゃぁァン!」

ともき「うわぁ……テンションたけぇ」

悠「そういい肉の日だ。だから頭の悪い肉の喰い方しよう」

京「頭の悪い食べ方?」

悠「フライパンで焼いてタレかけて食う」

ともき「いや……それは別に頭悪いってことはないだろ。」

福太郎「基本にして頂点って感じやね。」

悠「ということで、コンロとフライパンを持ってきた。」

ドンッ!

優日「やったぜ!」

悠「ただし肉が無い」

優日「……」

真樹「今までのテンションが嘘みたいに静かになっちゃった。」

悠「もうすぐ届くと思うんだけどな」

優日「牛脂だけだったら私は悠の口と鼻と耳に捻じ込むからね。」

悠「顔の穴という穴に牛脂を捻じ込まれる恐怖!!」

優日「牛脂じゃなくラードだよ。チューブに入ってる。」

悠「ひぇっ、より捻じ込みやすい!」

ともき「どんな拷問だよ。」

金剛「おーい」

優日「肉の人!」

金剛「いま、なんった?」

優日「筋肉の人!」

ともき「いや、それもどうなんだ。」

摩耶「間違っては無いから問題ないよ。」

悠「ハムの人でもいけるな。」

金剛「なにがいけるんだ。」

悠「ハムストリングス筋のすごい人」

ともき「筋肉にかけていくゲームしてんじゃねぇよ」

福太郎「せやけど、今のはすごい上手かった思うで」

悠「あざーすっ!」

真樹「ところでハムスターなんたらってなに?」

悠「ハムスターじゃねぇハムストリングスだ」

京「おしりの付け根から太ももの裏側、太ももから膝裏周辺にある、3つの筋肉だ。」

金剛「大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の総称だ。」

真樹「わぁ……筋肉の用語が飛び交ってる。」

摩耶「筋肉のプロたちだからね。」

金剛「それより、いい肉の日だから肉持ってこいってどういう了見なんだ。」

悠「ちゃんとお金は払うから安心しろよ。」

優日「ごちになりますっ!」

悠「そもそもご馳走するとは言ってねぇんだけどなぁ…。」

摩耶「だとしてもただただ悠君がひとり肉焼いて食べてるって状況になるのもどうかと思うよ。」

悠「それは……そうだな。」

ともき「いきなり店に携帯コンロとフライパンと肉持ち込んで焼きだして食おうとしてるのが根本的に間違ってるんだけどな」

悠「いい肉の日だからセフセフ」

優日「それでなんの肉焼いてくれるの?」

悠「豚バラ」

ともき「……オンリー?」

悠「豚バラを焼いて食う。最高だろ?」

優日「あのさぁ……最高に決まってんじゃん。」

福太郎「豚バラでええんやな」
66/100ページ
スキ