ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】8

ーラスタ・ラヴ(11/19/夜)-

悠「小腹がすいた。」

マリア「よかったらこれどうぞ。」
スッ
悠「……なんだこれ?」

マリア「煮干しです。」

福太郎「なんで……煮干し?」

マリア「安くて量が多いんですよ。しかもだしを取るのにも使えます。」

悠「あのなぁ、ぼりぼり。こんなので、ぼりぼり。満足できるかよ、ぼりぼり。」

ともき「がっつり食いながら言うなよ。」

京「小魚は身体にいい。」

ともき「いや、そうなんだけどな。」

マリア「食べたんでお金払ってくださいね。」

悠「いくらだよ」

マリア「500円です」

悠「新品が買えるじゃねぇか!!」

マリア「ばら売りは値上がりすんですよ。」

福太郎「せやね。」

悠「なるほどな。」

マリア「じゃあ、500円を」

悠「払うわけねぇだろ」

マリア「チッ」

悠「しかし、寒くなると夜中に腹が減るよな。」

京「寒くなるのと関係はあるの?」

悠「代謝が上がって消化も早まってるからだ。」

京「なるほど」

悠「だから冬は脂っこいものを食べたくなる。」

マリア「私は熱でうなされててもタダで食べられるなら朝からかつ丼でも食べますよ。」

ともき「あのなぁ…」

悠「優日も似たようなこと言うと思う」

福太郎「朝からかつ丼は……勇者すぎる。」

真樹「違った意味でつらそうな人もいるね」

福太郎「正直昼間でも揚げ物がきついときあるしな。」

悠「福ちゃんはまだ全然若いんだから肉食おう肉」

マリア「単純に血生臭すぎてお肉食べるのがきつくなってるだけでは?」

福太郎「んー……いや、まぁ、それは平気かな。さすがに慣れたし。」

悠「スプラッタに関してはもはや無敵すぎる。」

福太郎「素手で脳みそと臓物かき集めるンも平気やで」

真樹「ひぇ…」

ともき「言ってることが完全に猟奇犯のそれなんですが…。」

悠「笑っとけ笑っとけ」

ともき「笑えねぇよ。」

京「お腹はもういいの?」

悠「いや、コロッケ食いたいって気分になってる。」

真樹「なんでコロッケ?」

悠「コロッケと食パンをトースターで焼いてソースかけてレタスと一緒にはさんで食べたい」

マリア「コロッケサンドですか。普通においしそうですね。」

悠「おいしそうっていうかおいしい奴だ。」

京「なるほど!」

ともき「でも、夜中に食うもんではないよな」

悠「夜中の背徳感がたまらんのじゃぁ」
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