ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】8

ーラスタ・ラヴ(11/3/夜)-

悠「んで、焼きおにぎりなんだけどさ。」

ともき「急になんだ…」

悠「昨日の続き」

ともき「つづき?」

福太郎「そういや昨日さいごの方にチラッと焼きおにぎりいうてたね。」

吉音「おにぎりと聞いて!」

優日「ワレ、コメ、クラウ」

福太郎「悪魔か魏延か……。どっちかな?」

真樹「怖い怖い」

悠「冷凍の焼きおにぎりってあるだろ?」

ともき「あるな。」

悠「あれって美味いよな」

吉音「うん!」

優日「20個はペロリといけるね」

ともき「無理無理」

京「炭水化物だけじゃよくない。タンパク質をとらないと。」

福太郎「筋肉の為に」

京「うん!」

悠「みんな大好きな冷凍焼きおにぎりだが……少し小さい気もするんだ」

ともき「小さい……か?」

福太郎「値段相応というか……食べやすいサイズではあるかな。」

悠「あれのでっかいサイズが食べたいと思ったんだ」

優日「わかる。30個ぐらい食べたい」

ともき「なんでサイズが大きくったうえで数まで増えてるんた」

悠「それで最初はチンした後、ふたつ重ねて食べてみたんだ」

福太郎「ほうほう。それで?」

悠「普通に旨かったよ」

ともき「まぁ、味が変わるわけじゃないからな。」

真樹「結局はおにぎりを二つ食べてるってことだもんね。」

悠「けど、食べ応えというかサイズ的には良かったんだ。」

ともき「小ぶりなおにぎりだから二つでちょうどいいサイズになったってことか。」

悠「そう。それで思ったんだ。自分で大きい焼きおにぎり作ればいいんじゃないかなって……」

「「「……」」」

ともき「冷凍焼きおにぎりの話のくだり……いるか?」

悠「いや、冷凍焼きおにぎりクォリティの味で大きいのを作りたいなって話なんだよ。」

優日「れはそそられる話だけど普通に難しくない?冷食の焼きおにぎりって相当美味しいよ?」

吉音「ご飯にしっかり味付いてるもんね。」

ともき「焼きおにぎりって結構難しいんだよな。固めにおにぎり握っても醤油を塗りすぎると米が崩れちゃって」

悠「そう。そこで発想を変えたんだ。初めからコメに味をつけておけばいいと」

福太郎「醤油かけてかき混ぜてから握るってこと?」

悠「いや、それだとやっぱり米がまとまらないから……炊く前に味付けをする。要するに具なしの炊き込みご飯だ。配分としては醤油、白だし、麺つゆ、好みでニンニクを入れて軽く混ぜて炊くとしっかりと米に味のしみた醤油ご飯ができる。」

吉音「じゅるり」

悠「あとはそれを好みのサイズに握って各面を焼いて出来上がり。粗熱を取ってラップでくるめば冷凍もできるから完璧だろ。」

ともき「普通によさそうなのが腹立つ」

悠「てれるぜ。」
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