ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】8

ーラスタ・ラヴ(10/24/夜)-

悠「えげつないことされた。」

マリア「何したんですか?」

悠「したんじゃない、されたんだ。」

マリア「でも、本当のところはしちゃったんですよね?それて警察にお世話になったとかテスよね?」

悠「お前はおれのことを何だと思ってるんだ」

マリア「なぜか逮捕されてない犯罪者ですかね。」

悠「……」
ググッ
マリア「やめてください!真っ正面から目玉に指を突き刺そうとしてくるのはやめてください!!」

ともき「なにやってんだか」

福太郎「目玉に向かって指が近づいてくるんは恐怖やね。」

京「目への攻撃は危険だ」

真樹「普通はまずそんなことされないんだけどね。」

マリア「私もされる理由がわからないですね。」

悠「めっちゃ煽っとったやろがいっ!!」

マリア「気のせいですよ」

悠「おぉん?!」

ともき「それで結局何があったんだよ」

悠「リンクスでランク戦やってたんだが」

マリア「コイツいつもランク戦やってんな」

悠「毎日3回のミッションがあるんだよ。」

福太郎「ワンキルされたん?」

悠「ワンキルではないけど負けはした。というか、想定外のことをされた。」

福太郎「具体的には?」

悠「赤馬社長のキャラが使えるようになって相手は赤馬だったんだか、DDDデッキを使ってたんだ」

マリア「分からないです」

福太郎「DDD・○○ってモンスターを使ったデッキやね。契約書っていう永続魔法カードでモンスターサーチして手札融合したりシンクロしたりと自在な戦術のデッキや。」

悠「そのコストとして契約書カードは自分のスタンバイフェイズに1000ポイントライフを支払わなきゃならない。これは維持コストじゃなくて強制効果だから銀幕みたいに自壊したりはせず、死ぬ。」

京「けど、好きにサーチできるならライフ1000ポイントくらいは安いと思う。」

悠「そうだな。けど、リンクスは初期ライフが4000だから契約書のコスト1000は結構痛いんだ。ついでにヴァルキリーも発動すると2000も支払わなきゃならない」

ともき「そのヴァルキリーっていうのは?」

福太郎「永続トラップでDDカード手札から捨てて相手フィールドのカード1枚破壊っていう、DD専用のサンダーブレークみたいな感じかな」

悠「DDの強い盤面は契約書で高打点立ててヴァルキリーで守るって形が完璧なんだがリソース消費が激しいから丁寧に対処すれば勝手に自滅に持っていける……はずだった」

マリア「なにか対策ができたんですか。」

悠「今回スキルで契約書の先伸ばしっていうのが出て、契約書カードがフィールドにあったら……スタンバイフェイズを飛ばすことができるようになった。」

ともき「……そうなるとどうなるんだ?」

悠「ライフの支払いはスタンバイフェイズに行われるからライフコストを踏み倒せる。しかも、既に悪用が広まりだしてて他に藻スタンバイフェイズにコストを支払う系のカードと合わせたデッキが出てきてるんだ。」

マリア「それで負けたんですか」

悠「負けた。余裕こいてたら金の城貼られて何もできなくなった。あれはビビったね。」
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