ｰラスタ･ラヴ(10/16/夜)-

悠「キャッシュトラック」

ともき「……金のトラック?」

マリア「現金輸送車じゃないですか?」

ともき「ああ、なるほど」

悠「金に関することは鋭いな」

マリア「もちろん!」

京「自信たっぷりだ。」

福太郎「映画やっけジェイソン・ステイサム主演の」

悠「そうそう。」

ともき「映画のタイトルか」

マリア「っていう話をするってことは見て来たんですか?」

悠「ああ、見てきた。ステイサム好きなんだよな。ハゲなのにカッコいいから。」

ともき「禿げなのには失礼だろ」

福太郎「確かにかっこええね。」

マリア「で、面白かったんですか?」

悠「面白かったけど少しアクションが少なかったかな。おれとしてはトランスポーターぐらいのバリバリゴリゴリアクションを期待してたんだが……。アクションよりシリアスが強い感じだった。けど、面白いのは面白かったぞ。ちなみに土曜日だけどお客はかなり少なかった。」

ともき「まぁ、緊急事態宣言が解除されて間もないしな」

マリア「満員だったらだったで引きますけどね。」

真樹「その映画だけが少なかったの?それても全体的に?」

悠「全体的に、だな。売店にも行列とか出来てなかったし。」

福太郎「映画館もたいへんやね。」

ともき「一番の書き入れ時は日曜日だから…。」

悠「ところで砂漠のバラを知ってるか?」

真樹「い・つ・も・の」

京「砂漠にバラが咲くの?」

悠「植物じゃない。砂漠のバラは化合物が自然現象によってできたもので、バラのような形をしていることから名付けられた。デザートローズなどと呼ばれることもあり、パワーストーンとしても人気が高い。」

ともき「ディスカバリーチャンネルか何かで見たことある気がする。」

悠「主に透明石膏（硫酸カルシウム、CaSO4）でできたものと、重晶石（硫酸バリウム、BaSO4）でできた物があり、本来は滑らかな表面をしている。」

福太郎「手触りよさそうやね。」

悠「しかし、表面に砂が付着しているケースが多いため、砂漠のバラの手触りはザラザラしていることが多い。」

福太郎「残念。」

京「さすが砂漠で出来るだけあるな」

湯「また、水に溶けたミネラルが成長するものだから、かつて水があった地域でしか発見されない。そのため、過去に水があった証拠として使われることがある。」