ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】8

ーラスタ・ラヴ(10/9/夜)-

悠「くっそぉ……くっそぉ……。」

マリア「便秘ですか?」

悠「そんなストレートに便意を口に出さねぇから。」

福太郎「その場合は「出ろー」の方が正しいしな。」

ともき「そういう話でもないと思うんですが。」

摩耶「なんかあった?一歩踏みだしたら大型地雷踏んだとか」

悠「即背中の壺押さなきゃ!!」

福太郎「開幕一歩目で踏んだんやったらリセットした方がええんとちゃうかな、おにぎりも焼けてまうし」

悠「シレントークは置いといてちょっと悔しいことがあってな」

ともき「なんだよ」

悠「ランク戦で3連続で負けた。」

福太郎「相性悪かったん?」

悠「いや、先攻後攻と手札が腐ってた」

ともき「は?」

悠「先攻有利な相手には後攻、後攻有利な相手には先攻ととにかく手番クジが悪かったのと、なにより手札がかなりひどかった。」

金剛「つまり……全体的に運が悪かったのか」

悠「言ってしまえばそうだ。」

ともき「おいおい」

摩耶「カードゲームはほぼほぼ運ゲーだからね。自分の手札は最高に相手の手札は事故ってろっていうのがイイだろうし。」

京「苛烈だな」

悠「それにしても手札が酷かった。薄型でモンスターと魔法トラップ半々のはずなのに緑一色とかになったからな。」

真樹「りゅーいーそー?」

マリア「麻雀の役ですが、この場合は」

京「手札が魔法カードのみ。つまり緑一色ってことだ。」

金剛「そうなのか?」

摩耶「そうだよ。デッキによってはそれがベストなのもあるだろうけど」

悠「逆にモンスターばっかりで防御札がないパターンもあった。2枚ほど防御札が引けてたなら銀河眼には勝ててただろうに…。」

京「バランスは大事だな」

悠「薄型だからバランス良いはずなんだけどな。」

マリア「祈りが足りないのでは?日頃の行いを顧みてどうぞ」

悠「……いや、おれほど清く正しく生きてる男もいないだろ。」

ともき「なにいってんだ。」

悠「ゴフッ」

マリア「自分でいっといて身体が拒否反応でてますよ。」

悠「お風呂で指先だけがふやける理由は知ってるか?」

真樹「唐突に話が変わる」

悠「長風呂をすると、指がふやけてしわしわになるものだ。身体の中でなんで指先だけがふやけると思う?」

京「よく動かすから?」

悠「いや、違う。理由は二つある。ひとつは、指先は角質層の層の数が多いこと。身体の大半の部分は5~8層にすぎないが、指先は40層もある。その角質層が多いほど、スポンジのように水分を吸収しやすくなる。」

摩耶「もう一つの理由は?」

悠「指や足裏には皮質腺がないこと。脂分を分泌しないので、水を弾くことができず、水分を吸収しやすいというわけだ。」
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