ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】8

ーラスタ・ラヴ(10/4/夜)-

悠「今日買い物してたら果物コーナーにミカンが出てたわ。」

ともき「ああ、みかんの時期か」

優日「もう少ししたら箱で出るね。」

福太郎「みかんの箱買いはええんやけど、かならず1.2個はかびたりするよな」

悠「腐ったミカンじゃない!」

ともき「お前は腐ったミカンだよ」

悠「ギリいける。ギリいけるから!!」

優日「冷凍ミカンにすればいいんじゃないかな」

真樹「給食で出てたね。」

優日「アホほどカチカチで皮が剥けないのね。」

悠「ぶん投げてぶつけたら人、殺れそうなぐらい硬いからな」

ともき「どういう例えだよ」

悠「そういえば……小指を詰めるとどうなるか知ってるか?」

真樹「知るわけがない」

京「力が出なさそう。」

悠「正解」

福太郎「正解なんや」

悠「小指を詰めると、握力は半分程度にまで低下する。そもそも、小指を落とすことは、ドスを使いにくくするという意味がある。」

真樹「べつに知りたくなかった。」

京「剣道でも、竹刀は小指をしっかりかけて、中指と人差し指は添えるだけと教えられるな。」

優日「剣道にも精通してるがりゅーちゃん+114514点」

悠「小指は、モノを握るという動作では、一番下にくる分、要となる指ってことだ。」

ともき「指を詰める話から聞きたいものではなかったな。」

悠「頭にタオルをのせる効能について知ってるか?」

真樹「効能なんかあるの?」

悠「温泉や銭湯で湯船につかるときは、濡れタオルを頭に乗せるだろ。その理由は?」

福太郎「置き場に困ったから?」

悠「そう思う人も多いが、タオルを頭に乗せることには、健康上、大きなメリットがある。のぼせを防ぐことができるんだ。」

優日「ほう?」

悠「頭に乗せる前、タオルを水につけて冷やしておくと、首から上に血が集まるのを防止できる。」

京「優日が帽子をかぶっているのもそういう理由か?」

優日「違うよぉー」

悠「だから、頭に乗せるタオルは、小さくきれいに折りたたむんじゃなくて、ざっくり四つ折りにして頭に乗せるくらいの方がいい。表面積の広い方が、のぼせを防ぐ効果は高くなる。」

福太郎「頭が涼しい人はさらに効果がありそうやね。」

悠「ハゲの特殊効果」

ともき「やめとけ」

真樹「それよりも髪をしっかり水で濡らしといた方が効果的では?」

悠「禿げは髪がねぇだろ」

ともき「だから、やめとけっての」
10/100ページ
スキ