ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】7

ーラスタ・ラヴ(9/10/夜)-

悠「あれは誰だ、誰だ、誰だ」

福太郎「それは奴さー」

悠「コブラー、コブラー」

ともき「曲が変わってんだよ」

悠「おのれコブラ!」

ともき「サイコガンで撃たれてしまえ」

悠「まぁ、そんなことはさておいてだ。」

マリア「なんですか?」

悠「ユーモアがあり、かつ考えさせられる科学研究に贈られるものといえば?」

マリア「お金」

悠「そうみんな大好き「イグ・ノーベル賞」だ。」

マリア「お金…お金…」

真樹「こっわ」

ともき「呟くな呟くな」

京「イグノーベル賞がどうしたの?」

悠「授賞式が9日、オンラインで行われたんだ。今年の受賞者には自分で組み立てられる紙製のトロフィーのほか、風刺的な賞に合わせ10兆ジンバブエドル紙幣の偽札も授与されたぞ。」

マリア「お金!……ぺっ!」

福太郎「ジンバブエドルかつ偽物とわかってからの反応が早かったな」

ともき「コイツはホントに……」

京「どんなのが受賞したの?」

悠「サイの安全な運び方についての研究報告とかだな。」

真樹「うーん?」

プロメ(仮)【研究をまとめた一人、ロビン・ラドクリフ氏は野生動物の獣医で、その魅力について「自分の頭で考え、既成概念にとらわれないこと」と指摘。「この方法でサイを運ぶためには、天才的かつ創造的、そして時に少し狂ってないといけない」と述べました。】

福太郎「おお、さすが研究者」

悠「このほか、ひげが男性の顔をパンチから守るために進化した可能性があるという研究には平和賞が、世界中の舗道に捨てられたチューインガムに含まれるバクテリアを研究したチームにはエコロジー賞などが贈られた。」

ともき「イグノーベル賞って感じだな……」

悠「ちなみに動力学賞に選ばれたのは、京都工芸繊維大学の村上久助教などの研究グループだ。」

真樹「なんの研究?」

悠「「歩きスマホ」をする人が、ほかの歩行者たちに与える影響を検証した。」

プロメ(仮)【「歩きスマホ」をする人がいると、周りの人の歩く速度も遅くなるほか、衝突回避のため大きく動き、危険度が増すことを実証しました。】

ともき「これはイグノーベル賞をふつうに超えてきそうだけど…」

マリア「確かに」

悠「ちなみにこれは15年連続受賞してる。」

ともき「連続で歩きスマホの研究してるのか…」

福太郎「増えることはあっても減ることは無いやろうしな」
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