ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】7

ーラスタ・ラヴ(9/9/夜)-

悠「ふー……まだまだ暑いなぁ。」

ともき「今日はホントいい天気だったもんな」

優日「けど、台風できてるんだよね。」

悠「14号がハチャメチャにデカくなってて日本に影響出るかもって感じになってるな。」

福太郎「沖縄は掠るっぽいな。」

真樹「けど、それなら荒れたりはしないんじゃないの?」

悠「いや、台風の側は普通に雨風の余波来るからな」

真樹「うげー」

京「いつぐらいからが危ないかもしれないんだ?」

悠「週明けの月曜から注意はしとく方がいいかもな。まぁ、逸れてくれるのが一番だが」

福太郎「せやなー」

優日「せやせやせやせや」

悠「なっ!」

ともき「うるせぇ」

悠「そういえばちょっと面白いニュース見たんだけどさ、ポーランドの大手建設会社ブディメックスが、花の香りがするアスファルトを精油会社ロタスと開発したそうだ。」

真樹「花の香りのするアスファルト?」

悠「従来のアスファルトから発生する蒸気は人体に無害だが、新たに開発した素材は道路を舗装する作業員により快適な作業環境を提供すると、ブディメックスは説明している。」

優日「アスファルト張ってるあいだ、花の香りがするのかー……なんか他の匂いと混ざって気持ち悪くなりそう。」

福太郎「確かに」

悠「新たなアスファルトには天然と合成のエッセンシャルオイルが含まれ、アスファルト特有の臭いが中和されているだけでなく、心地良い香りがするそうだ。」

ともき「うーん……どうなんだろうな。」

真樹「まぁ、臭いよりはいいんじゃない?」

優日「どうせならステーキとかの匂いにすればいいのに」

京「お腹がすきそうだ」

悠「むしろ、工事現場で中途半端な食い物のにおいはダメだろ。ぜったい吐くやつ出てくるぞ。」

優日「なんか食べ物の話ないの?」

悠「あー……マンハッタンのアッパーイーストサイドにあるレストラン「セレンディピティー3」で1皿200ドルの超高級フライドポテトが提供され、話題となってるな。」

ともき「200ドル!?」

京「日本円だと…」

福太郎「約2万2000円」

京「高い!」

悠「正式名は「クレーム・デ・ラ・クレーム・ポム・フリット」。チッパーベック種のジャガイモをビネガーとシャンパンでブランチング(下茹で)し、油ではなくガチョウの脂で二度揚げする。こうすることで、外側はカリカリ、内側はホクホクに仕上がるという。仕上げに食用の金を散らし、トリュフ塩とトリュフオイルで味付け。クリスタルの皿に盛りつけてランの花とトリュフのスライス、トリュフ風味のモルネーソースを添える。」

優日「私は普通のポテトを2万2000円分のがいいかな」
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