ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

悠「うぅん……カミハエーリ……なぜ、ベストを尽くさないのか……はっ!?」

澪「どんな夢見てたんだ…」

悠「ここは……科技大?」

美喜「ラスタ!ラスタ・ラヴよ!いったいどんな寝ぼけかたしてんだか」

悠「…はて、なぁんで俺寝てたんだ?」

澪「本当に覚えてないのか……アラスカ(40度:中口:シェーク)カジノ(40度:中口:ステア)サファイアンクール(39度:中口:シェーク)モンテカルロ(40度:中口:シェーク)を連続で飲んで眠ったの」

悠「……そういわれてみたら心なしか喉の奥が痛くて、胃がムカムカしてる」

美喜「お願いだから吐かないでよ…」

悠「今は大丈夫。ただ帰って明日の朝、最強の恐怖と闘うことになりそうなだけだ。」

澪「最大の…恐怖?秋宵月か?」

悠「澪たんはまおを怖いものと思ってるんだな。ほー」

澪「こほん、こほん。言葉のアヤだ。」

美喜「じゃあアンタは怖くないのね」

悠「28度以上の気温の時と真夜中に出くわした時の真桜の機嫌の悪さは怖い。うん。むちゃ怖い。」

澪「結局怖いんじゃないか…」

悠「けど、一番怖いのはアレだ。寝ゲロだ。」

澪「それかい…」

悠「アレだけはヤバイ。もうどうしようも無いし、災害レベルだ。息は詰まるし、身体とベッドはゲロまみれ…最悪だ!」

美喜「そういう経験があるのもどうなのよ」

悠「滅多にはないよ。ただ…たまになるから恐怖なんだ。」

澪「そこは主人公補正で頑張れよ……寝ゲロ吐く主人公て…」

悠「類を見ない新しい形だろう」

美喜「見たくないし。」

悠「ですよねー。俺も好きこのんで寝ゲロなんかしませんよ。っか、今何時?そうねだいたいね~。」

澪「なにシンドバってる」

美喜「酔ってんの?」

悠「酔いたいときもあるさ、んで、冗談抜きで何時だ?」

澪「二時ぐらいだな」

悠「うっは…電車ねぇし。もうここ泊まってっていい?」

美喜「却下」

悠「じゃあ美喜のとこ泊めてよ。」

美喜「不可能」

悠「あれ、却下とかじゃなく不可ですか…。しゃあない歩きで帰るか」

澪「いやいや歩くって…夜中だぞ。」

悠「だな。」

澪「危ないし、時間かかるだろ」

悠「なぁに、この時間に危ないことなんて都市伝説の中だけだって。ケンタッキーのフライドチキンは三本足の鶏が使われてるとか…」

澪「都市伝説の類いが違う!」

悠「あぁ、有名どころでベッドの下の包丁男とか?」

美喜「たしか、友達と部屋で寝ようとしたら急にアイスが食べたいっていって無理矢理連れ出されて、何事とかって聞いたら、ベッドの下に包丁を持った男が居たって話よね?」

悠「ベッドの下に美少女が包丁持っていたらヤンデレなのにな」

澪「俺はお前の考え方が怖いよ。」

悠「まぁ、俺の場合ベッドの下より、自分のゲロのが怖いけど。」
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