ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】7

ーラスタ・ラヴ(8/27/夜)-

悠「八月の終わりが見えてきたな。」

ともき「今年の夏は……いろいろとおかしかったな。」

マリア「台風と雨とコロナの夏でしたね。」

悠「汗と水着と美少女の夏はどこだよ!!」

ともき「やかましい」

悠「どこだよ……どこっなんだよっ……ううっ。」

ともき「いや、泣くなよ」

悠「大丈夫だ。涙の数だけ強くなるから」

マリア「頭大丈夫ですか?」

悠「頭よりメンタルの方だなブレイクしかけなのは」

真樹「なにかあったの?」

悠「いや、別に。」

ともき「どっちだよ。」

悠「強いて言えばデュエルリンクスのランク戦でぼろ負けしてるとかだな。」

福太郎「負けるときは負け越すよなぁ」

京「そうなのか?」

悠「祈祷力が足りなくなるんだよ」

マリア「なんの祈祷ですか?」

悠「初期手札とドロー力だ」

マリア「……」

悠「なにか言いたそうな目をしてるな」

マリア「善行積んでますか?」

悠「……とと、とうぜんだろぉ」

ともき「動揺が酷いな」

悠「そらもうおれは世のため人の為に生きてオボボボッ」

ともき「口が発言を拒絶してんじゃねぇか」

悠「んっ、んんっ!地震・雷・火事・おやじって言葉があるだろ。」

マリア「」「おやじ」の元は、「親父」ではなく、台風を意味する「おおやじ」なんですよね。」

悠「(ΦωΦ)」

マリア「えぇ…なんかすごい顔で見られてるんですが。」

京「台風なのか?」

福太郎「「地震雷火事親」』の語源は諸説あるけど、明確な由来ははっきりとしとらんね。」

マリア「親父の由来といわれる説の一つに、台風説があるわけです。昔の台風は『大山嵐(おおやまじ)』『大風(おおやじ)』と呼ばれていました。いつしかこれが親父に変化した、というのが台風説です。」

悠「(ΦωΦ)」
ズズッ
マリア「にじり寄ってこないでください。」

真樹「どうして大山嵐や大風が親父になったの?」

福太郎「それはわからんみたいやで。ちなみに囁かれとる説の一つに、地震・雷・火事に続くときの語呂を重視して大山嵐や大風を『おやじ』と読ませるようになり、いつしか同音異句の親父にすり替わったというンもあるね。」

ともき「「地震雷火事台風」なら、災害関係の単語が並ぶから、親父より台風の方がしっくりくる人も多そうだな。」

悠「あと、「親父」はユーモアって説もある。

ともき「ユーモア?」

悠「台風説のようにほかの言葉から親父に変化したんじゃなく、最初からユーモアとして親父を並べた、という説だ。地震・雷・火事と親父が並んだときに生まれる意外性がユーモアを演出する。地震雷火事台風は各単語のつながりとしてはしっくりくるがが、地震雷火事親父に比べて面白味に欠ける印象は拭えないだろ。」
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