ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】7

ーラスタ・ラヴ(8/9/夜)-

悠「チョコレートあるんだけど食べるか?」

ともき「なんでチョコ嫌いのお前がチョコ持ってるんだ?」

悠「量り売りしてるの見てついつい買っちゃった。」

福太郎「食べへんのに」

悠「食べないのに」

真樹「完全な無駄遣いじゃん」

悠「うるせぇっ!だからこうやって配っとるんやろがい!!」

優日「私は全然もらうよ」

悠「おう、好きなだけ喰え。」

京「己もいい?」

悠「いいぞ。」

福太郎「俺も少しもらおや」

真樹「僕ももーらい」

悠「テメェ…」

真樹「良いじゃん別に」

優日「じゃあ、ここらでチョコレートの小話でも聞かせてよ。」

悠「チョコレートの語源は、メキシコ後で「苦い水」という意味の「chocolatre(ショコラトール)」だ。」

ともき「その無茶振りによく即答できたな…」

真樹「苦い水って意味なんだ。いや、なんで水?」

悠「カカオ豆の煮汁に唐辛子などで味付けしたもので、古代メキシコの原住民が薬用飲料として飲んでいたそうだ。現在のチョコレートのように固形ではなく、味も全く甘くなかった。」

福太郎「カカオの煮汁と唐辛子やもんな、そらニガカライやろ。」

悠「その後チョコレートは世界に広がって改良が重ねられ、現在のような甘いお菓子として知られるようになった。日本では1877年に「貯古齢糖(もしくは猪口齢糖)」の名で発売されたものの、「牛の血が混ざっている」という噂が立って売れ行きは悪かったそう。」

優日「ブラッディチョコ」

福太郎「FF11でそういうアイテムあったな。」

悠「それからしばらく経った1918年に森永製菓が本格的に製造を始め、ようやく人気のお菓子となった。」

ともき「うん、いや、ホントに小話っていうかよく出てきたなその話。」

悠「ついでだからアイスクリームの話もしてやろう。」

ともき「どういうついでなんだ。」

悠「アイスクリームだが、賞味期限が実は「ない」。 食品衛生法の「乳等省令」によると、通常マイナス18度以下で保存されているものは品質の変化が極めて少ないので、「賞味期限の記載を省略して良い」ということになっているそうだ。つまり、賞味期限は無期限なんだ。」

京「アイスクリームすごいな!」

悠「工場で製造されたアイスクリームはマイナス18度以下で保管されて配送され、さらに店頭のショーケースはマイナス20度以下に設定されている。この厳密な温度管理のおかげでアイスクリームの美味しさは保たれているわけだ。ただ、家庭の冷凍庫は開け閉めが多く温度変化が起きやすいため、なるべく2~3ヶ月以内に食べ切るのが望ましいそうだ。」
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