ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】7

ーラスタ・ラヴ(7/23/夜)-

悠「なんの話する?」

ともき「……はい?」

悠「たまにはおれがいきなり話しだすんじゃなくて何かトークテーマを出して、それに沿って話すのもいいかなって。」

優日「大体の人はそんなことを言わなくてもそれが普通なんだけどね。」

悠「つまりおれは……特別な存在ってことだな。」

真樹「物は言いようだね。」

悠「ぉん?」

福太郎「いま旬の話題いうたら……オリンピック」

悠「ぅぇっ」

優日「いま、凄い小さな声で「うぇっ」ていった?」

悠「言ってないよ」

優日「ホント?」

悠「言ったよ。悪いのか?おぉん?!」

ともき「逆切れすんな」

悠「がりゅー」

京「なに?」

悠「なにか聞きたい話とかあるか?」

京「悠の話は全部面白いからなんでもいいよ。」

悠「ええこやわぁ。」

優日「悠は罰が当たるべきだね。」

悠「なんでやねん。」

福太郎「ほんなら、夏らしくちょっと怖い話とかどうやろか。」

悠「ふむ、怖い話か……あ、「指きりげんまん 嘘ついたら針千本飲~ます、指きった」って歌あるだろ。」

優日「指きりが「指を切る」って話?」

悠「それもあるが「げんまん」は何のことか知ってるか?」

真樹「現ナマじゃないよね。」

ともき「違うだろ。」

悠「「げんまん」とは、漢字で書くと「拳万」となり、「握りこぶしで一万回殴る」という意味だ。」

真樹「こっわ。」

京「でも、どんなに殴られても真を捉えない拳ならダメージはないと思う。」

悠「それは一理あるな。」

福太郎「んー、怖さがまた違ってくるんよなぁ。」

悠「でも、オラオラのラッシュを1万発はきついだろうけどな。ミンチよりひでぇことになるぜ。」

京「とひろで、なんで指切りっていうんだ?」

悠「さっき優日が言ったが指を切り落とすのが由来だ。」

福太郎「もっと詳しいに言うたら「指きり」は、江戸時代、遊女が好きな男に指を切ったり、髪を切ったり、刺青を入れたりして自分の愛情を示した事からやね。」

優日「ヤンデレとかメンヘラの始まりだね。」

真樹「ひぇ」

悠「じゃあ、もう一つ怖い話を……ラブラドールレトリバーには水かきがある」

真樹「こわ……怖い?」

ともき「なんでそんなものが?」

悠「元々狩猟犬で、川にいた獲物などを捕らえる時に必要な為、発達したんだ。」

優日「つまり、水陸両用!」

福太郎「もともと犬は割と泳ぐけどな。」
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