ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】
ーラスタ・ラヴー
悠「うぃーす。」
美喜「えーと、これ…抜けるかな?」
澪「いや、そんな乱暴に扱ったら折れ曲がっちゃいますって」
悠「…おーい、お客だぞー」
美喜「あら、悠来てたの?」
悠「ご挨拶だな…。なにしてんだ?」
澪「これなんだけど…」
悠「三味線じゃないか…なんでこんなもんがある?」
美喜「手短に話せば賭けでもらったの。」
悠「手短すぎだ。」
澪「うちにな、たま~に骨董品屋の爺さんがいるんだ。崇さんの関係者だから此方で飲むんだけど…」
美喜「ちょっとギャンブル好きでね。トランプや麻雀、バカラ…まぁ、何でもやるんだけどね。勝率は…私の全勝ち」
悠「大した勝率だな。」
澪「オーナーの運の良さは筋金入りだからな。」
悠「それで…この三味線を巻き上げたと?」
美喜「人聞きが悪い言い方は嫌だわ。賭けてきたのは向こうよ。此方だって今までのツケを全額賭けたんだから。同等よ。」
澪「ま、ぶっちゃけたら体よく処分したんじゃないかな。この三味線の他にお香鉢とかも置いていったし。」
悠「ふ~ん……ま、取り合えず何か一杯貰えるか?」
美喜「はい、レモン酎ハイ」
レモン酎ハイ
10度辛口ビルド
焼酎45ml
ソーダ適量
カットレモン
氷を入れたグラスに焼酎を注ぎ、冷えたソーダで満たしてレモンを絞りいれ、軽くステアする。
悠「はや…」
澪「ちょうど作ってた所だったんだ。」
美喜「焼酎をソーダでレモンを絞るシンプルなカクテルだしね。」
悠「清涼感あふれる辛口の飲み口がいいな、飽きが来ない」
澪「焼酎は甲類、乙類から好みを選べるしな。」
悠「ふぅ…よし、その三味線と撥を貸してみろ。」
澪「弾けるのか?」
悠「多分な。」
美喜「えーと…撥、撥…これは煙管か…あ、あった。はい。」
悠「どれ……」
澪「おっ…」
美喜「へぇ…」
悠「…うん。いい品だな……ところで三味線の皮の部分は何で出来てるか知ってるか?」
澪「猫…だよな。」
悠「そ、猫の腹のあたり。けど、かなり高価で最近じゃ作られる事も少ない。犬で作った物のが多い。津軽三味線は強い音を出す必要があるから犬が好まれる。その他ではやっぱり猫の方が上っていう演者が殆どだけどな。」
美喜「聞いたことあるわ。三味線の皮に使う猫は雌が良いらしいわね。」
悠「傷がついてない綺麗な皮をもった。綺麗な猫な。出来れば未通が望ましい。交尾中に雄猫に傷つけられる事があるからな。」
澪「淡々と言うな…」
悠「ふふ。この三味線は本物だな。あ、なぁ良かったらその煙管くれないか?」
美喜「いいわよ。てゆーか、別に全部あげるわよ。」
悠「マジで?」
美喜「うちに置いてても埃被るだけだからね。」
澪「…っか、悠。煙草嫌いじゃなかったか?」
悠「嫌いだよ。けど、こーゆのがあってな。」
澪「煙草じゃないか?」
悠「ハーブのな。大っ嫌いな従兄の物だがこれだけは趣味がよくてな…これの粉を煙管に詰めて……ふぅっ~…。」
澪「甘い香りだな。」
美喜「煙たくないし。てゆーか、アンタ吸いなれてない?」
悠「すっ…ふぅ~…気のせいだ。さっきもいったが俺は煙草が嫌いだからな。…」
悠「うぃーす。」
美喜「えーと、これ…抜けるかな?」
澪「いや、そんな乱暴に扱ったら折れ曲がっちゃいますって」
悠「…おーい、お客だぞー」
美喜「あら、悠来てたの?」
悠「ご挨拶だな…。なにしてんだ?」
澪「これなんだけど…」
悠「三味線じゃないか…なんでこんなもんがある?」
美喜「手短に話せば賭けでもらったの。」
悠「手短すぎだ。」
澪「うちにな、たま~に骨董品屋の爺さんがいるんだ。崇さんの関係者だから此方で飲むんだけど…」
美喜「ちょっとギャンブル好きでね。トランプや麻雀、バカラ…まぁ、何でもやるんだけどね。勝率は…私の全勝ち」
悠「大した勝率だな。」
澪「オーナーの運の良さは筋金入りだからな。」
悠「それで…この三味線を巻き上げたと?」
美喜「人聞きが悪い言い方は嫌だわ。賭けてきたのは向こうよ。此方だって今までのツケを全額賭けたんだから。同等よ。」
澪「ま、ぶっちゃけたら体よく処分したんじゃないかな。この三味線の他にお香鉢とかも置いていったし。」
悠「ふ~ん……ま、取り合えず何か一杯貰えるか?」
美喜「はい、レモン酎ハイ」
レモン酎ハイ
10度辛口ビルド
焼酎45ml
ソーダ適量
カットレモン
氷を入れたグラスに焼酎を注ぎ、冷えたソーダで満たしてレモンを絞りいれ、軽くステアする。
悠「はや…」
澪「ちょうど作ってた所だったんだ。」
美喜「焼酎をソーダでレモンを絞るシンプルなカクテルだしね。」
悠「清涼感あふれる辛口の飲み口がいいな、飽きが来ない」
澪「焼酎は甲類、乙類から好みを選べるしな。」
悠「ふぅ…よし、その三味線と撥を貸してみろ。」
澪「弾けるのか?」
悠「多分な。」
美喜「えーと…撥、撥…これは煙管か…あ、あった。はい。」
悠「どれ……」
澪「おっ…」
美喜「へぇ…」
悠「…うん。いい品だな……ところで三味線の皮の部分は何で出来てるか知ってるか?」
澪「猫…だよな。」
悠「そ、猫の腹のあたり。けど、かなり高価で最近じゃ作られる事も少ない。犬で作った物のが多い。津軽三味線は強い音を出す必要があるから犬が好まれる。その他ではやっぱり猫の方が上っていう演者が殆どだけどな。」
美喜「聞いたことあるわ。三味線の皮に使う猫は雌が良いらしいわね。」
悠「傷がついてない綺麗な皮をもった。綺麗な猫な。出来れば未通が望ましい。交尾中に雄猫に傷つけられる事があるからな。」
澪「淡々と言うな…」
悠「ふふ。この三味線は本物だな。あ、なぁ良かったらその煙管くれないか?」
美喜「いいわよ。てゆーか、別に全部あげるわよ。」
悠「マジで?」
美喜「うちに置いてても埃被るだけだからね。」
澪「…っか、悠。煙草嫌いじゃなかったか?」
悠「嫌いだよ。けど、こーゆのがあってな。」
澪「煙草じゃないか?」
悠「ハーブのな。大っ嫌いな従兄の物だがこれだけは趣味がよくてな…これの粉を煙管に詰めて……ふぅっ~…。」
澪「甘い香りだな。」
美喜「煙たくないし。てゆーか、アンタ吸いなれてない?」
悠「すっ…ふぅ~…気のせいだ。さっきもいったが俺は煙草が嫌いだからな。…」