ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】6
ーラスタ・ラヴ(5/13/夜)-
悠「右手にコインを乗せる。グッと握りこむと左にコインが移動してる。」
京「おー!」
ともき「唐突に手品を始め奴…。」
福太郎「ちなみに仕掛けは?」
悠「両手にコインを握ってただけ。」
真樹「種も明かしていくスタイル。」
悠「まぁ、こんな簡単な手品モドキは置いといて……ここにトランプがある。」
ともき「まだ手品する気満々じゃねぇか」
悠「おいおい、まだトランプ出しただけだぞ。七並べかもしれないだろ。」
マリア「なにするんですか?」
悠「手品だけど」
ともき「手品なんじゃねぇか」
悠「山札をシャッフルする。好きな場所から一枚カードを引いてくれ。」
京「オッケー」
スッ
悠「引いたカードはハート3だ!」
京「スペードのKだけど…」
悠「……ちょっとカードいいかな。」
京「はい。」
悠「はい、ありがと。……ハシボソガラパゴスフィンチという名前の鳥を知ってるか?」
ともき「トランプ手品はどうした。」
悠「カードヲクバッタトキハモウクタクタデ ドウヤッテテジナヲシタノカ ヨクオボエテイナイノダ」
優日「カヤキスレビタかな?」
福太郎「タイニーフェザーの羽を取りにいってそう」
ともき「殿下やめろ。」
京「それでハシボソガラパゴスフィンチってどんな鳥なの?」
優日「よくひと聞きで覚えられたね。」
ダーウィン島、ウォルフ島にのみ生息するフウキンチョウ科の鳥だ。そして世界で唯一鳥の血を吸う吸血鳥としても知られている。」
真樹「吸血鳥」
福太郎「吸血」
優日「ダイニホンアカマダラキュウケツツノムシ!!」
ともき「いってねぇよ」
京「どうやって吸血するの?」
悠「標的は自分よりも遥かに大きなカツオドリで、まずは見つからないように忍び寄って、カツオドリの目が届かない尻の辺りの皮膚を主に傷つけて流血させ、その血を吸っている。」
真樹「ひぇ…」
悠「ハンティングをするように一羽がカツオドリの気を逸らしてもう一羽が悠々と吸血している時もある。」
福太郎「同じ鳥類の血飲むんやな」
優日「ってことは生き血を吸ってるわけだよね。普通に気がつかれない?」
悠「ちなみに血を吸う量はそれほどではなく、人間で言えばヒルに噛まれた程度らしい。」
ともき「けど、なんで血を吸うようになったんだろうな。」
悠「プロメ」
プロメ(仮)【エルニーニョによって食料が枯渇し、苦し紛れにカツオドリに付いた寄生虫を食べていた時、誤ってその皮膚を傷つけてしまい、流れでた血が食料になると判断したためであろう」とした。そしてこの血の味を覚えたハシボソガラパゴスフィンチのグループ生存競争に勝ち残って子孫を作りつづけ、その血脈のグループだけが今でも血を吸う行為を続けるようになったようだ。たまに死んだ仲間の血も吸っているらしい。この吸血個体は、やがてクチバシを吸血しやすいように進化させていった兆候も見られるという。】
悠「右手にコインを乗せる。グッと握りこむと左にコインが移動してる。」
京「おー!」
ともき「唐突に手品を始め奴…。」
福太郎「ちなみに仕掛けは?」
悠「両手にコインを握ってただけ。」
真樹「種も明かしていくスタイル。」
悠「まぁ、こんな簡単な手品モドキは置いといて……ここにトランプがある。」
ともき「まだ手品する気満々じゃねぇか」
悠「おいおい、まだトランプ出しただけだぞ。七並べかもしれないだろ。」
マリア「なにするんですか?」
悠「手品だけど」
ともき「手品なんじゃねぇか」
悠「山札をシャッフルする。好きな場所から一枚カードを引いてくれ。」
京「オッケー」
スッ
悠「引いたカードはハート3だ!」
京「スペードのKだけど…」
悠「……ちょっとカードいいかな。」
京「はい。」
悠「はい、ありがと。……ハシボソガラパゴスフィンチという名前の鳥を知ってるか?」
ともき「トランプ手品はどうした。」
悠「カードヲクバッタトキハモウクタクタデ ドウヤッテテジナヲシタノカ ヨクオボエテイナイノダ」
優日「カヤキスレビタかな?」
福太郎「タイニーフェザーの羽を取りにいってそう」
ともき「殿下やめろ。」
京「それでハシボソガラパゴスフィンチってどんな鳥なの?」
優日「よくひと聞きで覚えられたね。」
ダーウィン島、ウォルフ島にのみ生息するフウキンチョウ科の鳥だ。そして世界で唯一鳥の血を吸う吸血鳥としても知られている。」
真樹「吸血鳥」
福太郎「吸血」
優日「ダイニホンアカマダラキュウケツツノムシ!!」
ともき「いってねぇよ」
京「どうやって吸血するの?」
悠「標的は自分よりも遥かに大きなカツオドリで、まずは見つからないように忍び寄って、カツオドリの目が届かない尻の辺りの皮膚を主に傷つけて流血させ、その血を吸っている。」
真樹「ひぇ…」
悠「ハンティングをするように一羽がカツオドリの気を逸らしてもう一羽が悠々と吸血している時もある。」
福太郎「同じ鳥類の血飲むんやな」
優日「ってことは生き血を吸ってるわけだよね。普通に気がつかれない?」
悠「ちなみに血を吸う量はそれほどではなく、人間で言えばヒルに噛まれた程度らしい。」
ともき「けど、なんで血を吸うようになったんだろうな。」
悠「プロメ」
プロメ(仮)【エルニーニョによって食料が枯渇し、苦し紛れにカツオドリに付いた寄生虫を食べていた時、誤ってその皮膚を傷つけてしまい、流れでた血が食料になると判断したためであろう」とした。そしてこの血の味を覚えたハシボソガラパゴスフィンチのグループ生存競争に勝ち残って子孫を作りつづけ、その血脈のグループだけが今でも血を吸う行為を続けるようになったようだ。たまに死んだ仲間の血も吸っているらしい。この吸血個体は、やがてクチバシを吸血しやすいように進化させていった兆候も見られるという。】