ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】6

ーラスタ・ラヴ(5/9/夜)-

悠「うまぴょい、うまぴょい!」

ともき「殴っていいか?」

優日「駄目だよ。殺さなきゃ。」

悠「ちょっとお茶目な発言しただけで殺されるなんてバイオレンスすぎる。」

マリア「お茶目っていうのはですね。可愛い女の子だけが許される言葉ですよ?悠さんから発せられるのは呪言みたいなもんなんですからやめてください。」

悠「モザンビーク北部やマダガスカルから、紅海・ペルシャ湾・インド・インドシナ半島・ボルネオ島・ニューギニア島・ニューカレドニア・バヌアツ近海にかけて分布する」

ともき「は?」

悠「マダガスカルやモーリシャス、台湾近海では絶滅したとされ、違法密猟や石油流出、藻場の減少などの環境破壊により世界的に個体数が減少し続けていると推定されている。」

京「なに?」

真樹「さぁ」

福太郎「……あっ、もしかしてジュゴン?」

悠「Yes!」

ともき「わからねぇよ。」

悠「心で感じてくれ」

優日「ジュゴンの生息域とか知らないのに心で伝わるわけがないんだよなー」

悠「せやな」

摩耶「発剄とか打ち込んどく?」

悠「やーめーてーよー」
ススッ
金剛「ひとの後ろに隠れるな」

悠「HAHAHA~」

福太郎「アメリカンな笑い方」

悠「ふー……」

金剛「急に冷めるんだな」

ともき「情緒が不安定すぎる」

悠「なんか話してほしいネタとかある?お題くれたらトークするよ」

マリア「じゃあ、オリ」

悠「オリンピックとワクチンの話題意外な」

マリア「チッ」

摩耶「でも、ぶっちゃけそんな聞きたい話でもないよね。」

マリア「ですね。」

優日「24時間テレビについてはいいの?」

悠「ああ、それもなしにしといてくれ。」

ともき「一応、めんどくさそうな話題には触れないんだな。」

悠「その手の話題は疲れるんだよ。もっと頭空っぽにして楽しめる話題がいい。」

摩耶「じゃあ、そういう話をしてよ。」

悠「……」

福太郎「考えとる。」

京「いろんな話を知ってるからすごいなぁー。」

悠「あっ!こんな話を知ってるか。アメリカ海軍の30歳の兵士が、独り言やテレビの前で踊りだす、ライフルにキスするといった異常行動を突然しだしたそうだ。」

ともき「明らかにヤバいな」

優日「お薬やっちゃったのかな?」

悠「軍医の診察を受けたところ、重度のうつ病やPTSDといった精神疾患が疑われた。しかし、その後も不穏や周囲に攻撃的になって暴れ拘束されて鎮静剤を投与されるといったことを起こしていた。」

金剛「軍に置いといちゃダメだろそいつ」

摩耶「疑いってことは、完全にそれ系の病気ではないってことだから放りだすわけにもいかなかったんじゃない?」

悠「そこでこの兵士はもともとアルコール依存で治療歴があったことから、うつ病やPTSDではなくてアルコール摂取か離脱症状が疑われた。後に判明したアルコールの血中濃度は150mg/dLとアルコール中毒と診断されるほぼ2倍の高値を示していた。」

ともき「つまり……酔ってたってことか。しかもヤバいほどに。」

マリア「え、でも軍隊って基本アルコールとかって口に出来ないんじゃないですか?」

悠「そうだ。軍隊ではアルコールや薬物の使用などは禁じられている。

京「じゃあ、どうやって飲酒したの?」

悠「どうやってアルコールを摂取したのか厳しく追及した結果……マウスウォッシュが原因であることがわかった。」

「「「は?」」」

ともき「マウスウォッシュって……口に含んでうがいするあの?」

悠「そうだ。周囲の人間もミントの香りには気づいていたが、まさかマウスウォッシュを飲むことでアルコール中毒になるとは、軍医も驚いたことだろうな。」

福太郎「マウスウォッシュってアルコール含んどるんやな。」

悠「ああ、マウスウォッシュには差こそあれアルコールを高濃度に含むものがある。最近はアルコールを含まないマウスウォッシュも多く発売されているが,容易に購入できる点で意外と盲点だったりするわけだ。」
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