ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】6

ーラスタ・ラヴ(5/1/夜)-

悠「せっかくのゴールデンウィーク初日なのにあいにくの雨」

ともき「雨で残念っていうか、コロナで色々と残念な状況だろ。」

福太郎「ホンマにな」

マリア「でも、どうせ出かけて騒ぐ人は騒ぎますよ。そしてトラブル起こしてニュースになるんですよ。」

悠「そりゃ居るに決まってんだろ。」

摩耶「居たら駄目なんだけどね。」

京「困った人だな。」

悠「こういう時は家でヒマつぶしをするに限る。」

ともき「どうせモンハンだろ。」

悠「いやいや、ガッツリなにか料理を作ろうとしたんだ。」

福太郎「へぇ、何作ったん?」

悠「作れてはない。」

ともき「どういうことだよ…。」

悠「ブーダンノワールでも作ってみようかと思ったら真桜に止められたんだ。」

京「ブーダンノワールってなに?」

マリア「ソーセージですね。」

金剛「ソーセージを作るの止められたのか?」

マリア「ただのソーセージじゃなく豚の血のソーセージです。」

真樹「うぇっ…」

悠「おいおい、ブーダンノワールはフランスでは伝統的にシャルキュトリーだぞ。」

京「しゃる?」

摩耶「シャルキュトリーはハム、ソーセージ、パテ、テリーヌとかの総称だよ。」

金剛「ブラッドソーセージの一種か……しかし、それを自宅で作ろうとするなよ」

悠「いや、案外簡単に作れるみたいだったし。」

ともき「その恐らくレバー系の味なんだろうけど、それ系の食べ物好きだったか?」

悠「うーん……普通かなぁ。」

ともき「別段好物でもないのになんで作ろうと思ったのか」

プロメ(仮)【コレガワカラナイ】

悠「なんとなく作って見たくなった……それだけだったんだ。」

マリア「それならせめて皆が食べられるものとかにするべきなのでは?」

悠「いや、多分なに作っても最終的には食べきられるし。」

摩耶「でも、止められたんでしょ?」

悠「真桜が買ってきて食うのならいいが作るのはやめろっていったわ。」

ともき「俺もそれがいいと思う」

悠「うん、おれもそう思う」

京「けど、作りたかったの?」

悠「うん、作りたかった。」

マリア「実際のところ食べたくはなかった?」

悠「そう、ぶっちゃけると作りたかっただけで食べたいわけではなかった。」

福太郎「ついに本音が出たなぁ」

悠「いやー、さすがに血なまぐさすぎると思うんだわ。」

ともき「こいつは…」
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