ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】6

ーラスタ・ラヴ(4/28/夜)-

悠「……コクリッコクリッ」

ともき「船こいてんぞ」

悠「はっ!」

マリア「寝てないんですか?」

悠「そそそ、そんなわけないだろ、9時までウキウキして起きてたことなんてねぇよ!」

ともき「子供か」

弩躬「で、どんな感じよ」

悠「とりあえずバゼル一式は作った。宝玉が出るまでちと時間がかかったが、ソロで周回安定で切る程度にはなったぞ。」

ともき「だから早いんだよ」

悠「楽しくてつい」

マリア「目が若干イっちゃってますね。」

悠「まだまだ平気だよ!」

福太郎「思いっきりさっきまで船こいとったんやけど」

悠「まぁ、正直眠たいのは眠たいね。」

ともき「寝ろよ」

悠「……」

マリア「聞こえてますか?」

悠「うん?ああ、外国では虹は7色じゃないって話か?」

ともき「耳が腐ってんんのか脳が溶けてるのかどっちだ。」

弩躬「脳が溶けて耳が腐ってんじゃね」

福太郎「腐乱死体かな?」

京「虹が7色じゃないって、じゃあ何いろなの?」

マリア「がりゅーちゃんはどこまでもブレなくてホントいい子ですね。」

悠「日本では虹は7色とされているが、他の国では色の数がちがっている。たとえば、アメリカやイギリスでは6色(赤・橙・黄・緑・青・紫)、ドイツや中国では5色(赤・橙・黄・緑・青)、ニューギニアや南アジア(バイガ族)などでは2色(赤・黒)とされているのだ。」

真樹「5色とか6色は分かるけど2色は少ない。少なくない?」

京「見え方が違うの?」

悠「日本で見る虹とまったく別ものの虹が見えるというわけではなく、国によって色のとらえ方が様々ということだ。」

弩躬「まさにお国柄だな」

悠「それにしても赤と黒ってだけの組み合わせはどうなんだろうな。」

ともき「というか、黒つてあるか?」

弩躬「無いと思うんだけどな。これも捉え方の違いなんだろうな。」

悠「コンセントの穴のサイズが左右でちがう理由は知ってるか?」

真樹「ちょっと何言ってるかわかんない。」

悠「あぁん?」

京「コンセントって穴の大きさが違うの?」

福太郎「せやで、よう見るとコンセントの穴は右側よりも左側のほうが少し大きいなっとる。それは役割のちがう穴を見分けるためや。」

弩躬「右の穴は電気を供給する役割で、左の穴は危険な電気を逃がすアースの役割をしているんだ。」

京「そうなんだ!」

悠「ついでにコンセントに差し込むプラグの刃に穴が空いている理由も教えよう。あの穴はプラグが抜け落ちてしまうのを防ぐためのもので、コンセントの中にある突起がプラグの穴にかみ合う仕組みになっているんだ。」
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