ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】6

ーラスタ・ラヴ(4/23/夜)-

悠「バイオハザードヴィレッジ」

ともき「えーと……バイオの新作だっけ?」

優日「そうだね。この前、体験版が配信されたやつ。」

ともき「ということはまだ発売はしてないのか」

悠「それの公式イメージソングを吉幾三さんが歌ってるぞ」

ともき「え、吉幾三さんって演歌歌手だよな?」

京「どんな歌?」

悠「俺らこんな村いやだLV100」

ともき「……は?」

悠「はー理性がねぇ、正気じゃねぇ、人かどうかも分からねぇ、油断もねぇ、隙もねぇ、人狼(ライカン)毎日ぐーるぐる。朝起きて飛びつかれ、首を噛まれる散歩道、薬もねぇ、弾もねぇ、生き抜くためにはこさぇねばねぇ、オラこんな村いやだ、オラこんな村いやだぁ、生き抜いて帰るだァー、生きて帰ったら、銭コア貯めて、東京でバイオ買うだぁ~♪」

ともき「ウソつけ」

悠「ガチなんだよなぁ。」

福太郎「……ほんまやYouTubeで動画ある。」

優日「しかも急上昇だね。」

悠「メイキングもちゃんとあるぞ」

ともき「えぇ…」

京「楽しそう」

悠「たぶん、スゲー楽しんでると思う。」

ともき「しかし……すごいキャスティングだな。」

悠「たまにはカプコンも面白いことするよな」

京「たまにはなのか。」

ともき「なんで偉そうなんだ。」

悠「お客様は偉そうなもんだ。」

優日「モンスタークレーマーかな?」

悠「おれは土下座強要とかしねぇから!むしろ、土下座で済ますようなことはさせねぇ。」

福太郎「さらに上」

真樹「ヤクザかな?」

悠「ヤクザといえば……刑事をデカと呼ぶのはなぜか知ってるか?」

優日「なんかこの前テレビでしてた。」

真樹「マジ?どういう理由?」

優日「……忘れた。」

ともき「おい」

優日「いやぁ、あんまり興味なかったから、ね?」

悠「刑事のことを「デカ」と呼ぶのは、明治時代の刑事が「角袖(カクソデ)」という袖が四角い形の着物を着ていたからだ。」

真樹「まだ着物が主流なときだったんだ。」

悠「このことから犯罪者たちは隠語で刑事のことを「角袖巡査」や「角袖」と呼んでいた。それがだんだん変化していって「デソクカ(カクソデの反対)」、「デカ(デソクカを略した)」となり一般にも広まっていったんだ。」

福太郎「隠語はそのうち広まるんよな。」

優日「都市伝説とかと一緒だね。」
46/100ページ
スキ