ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】6

ーラスタ・ラヴ(4/21/夜)-

悠「トラップカード発動!緊急事態宣言!」

ともき「トラップ扱いやめろ。」

優日「これで何回目だっけ?」

悠「三回だよ!三回!」

真樹「期限はどのぐらいだっけ?」

悠「26日から5月9日までの2週間を軸に調整中だ。」

福太郎「なにげにしっかりニュース見とるな。」

悠「コントか何かと思いつつ見てる。」

ともき「面白い感じで見てんじゃねぇよ。」

悠「だってどうせオリンピックまでずっとこんなのが続くんだぜ?笑うしかないだろ。」

優日「笑えないんだけどね。」

悠「じゃあ、風呂の話とかするか。」

ともき「「じゃあ」の使い方がおかしいし、なんで風呂の話なんだよ。」

悠「まぁまぁ、時に風呂の浴槽を湯船と呼ぶが、なんで湯船っていうか知ってるか?」

京「言われてみればどうして湯船っていうんだろう。」

真樹「確かに」

悠「風呂の浴槽を「湯船」と呼ぶのは、船に浴槽を乗せた「湯船」という船が江戸時代に存在していたから。」

優日「え、何の為に?」

悠「湯船は川や水路をつかって移動する銭湯のようなもので、町外れなどの銭湯がない場所に出向いて商売をしていたんだ。このことから、浴槽のことを湯船と呼ぶようになったんだ。」

ともき「へぇ、移動式の銭湯か」

福太郎「ちょっと楽しそうやな」

悠「はい、続きましてー。理科室のイスに背もたれがない理由を知ってるか?」

ともき「風呂の話はどうなった…。」

優日「これは知ってる。」

福太郎「有名やね。」

京「そうなのか?」

悠「理科室のイスに背もたれがついていないのは安全のためだ。実験で事故が起きてしまったときにイスの背もたれがジャマで避けられなかったり逃げ遅れたりするから。なので危険が多い理科室のイスには原則として背もたれをつけないことになっている。」

優日「でも、クラスに一人はスッ転んで後頭部強打する人居るよね。」

真樹「そう考えるとわりと危険だね。」

悠「サイコロの1の目が赤い理由は知ってるか?」

京「目立つから?」

悠「ほほう。目の付け所がいいな「目」の話だけに!」

ともき「は?」

悠「サイコロはもともとすべての目が同じ色だったのだが、とある生産者が商品にオリジナリティを持たせるために1の目を赤くしたんだ。これがヒットしたので他の生産者たちもマネするようになり、日本ではサイコロの1の目は赤くするのが一般化したといわれている。」

優日「日本ではってことは海外だと違うの?」

悠「海外だとサイコロの1の目は赤ではなく他の目と同じ色にするのが一般的だ。」
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