ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】6

ーラスタ・ラヴ(3/23/夜)-

悠「ひろがるプラズマ~」

ともき「なんだそれ。」

悠「気にしないで。それよりも翼のあるサメの話したいんだけど。」

マリア「鮫映画の話はNGです」

悠「これは実際に存在して居た鮫の話だ。」

福太郎「詳しく」

悠「約9300万年前の太古のサメの新種が発見されたそうなんだ。それが翼のある鮫だ。」

真樹「鮫に翼が?」

マリア「タコの触手とかは?」

悠「ないんだよ。不思議なことに」

ともき「やかましい」

弩躬「いいから話進めろよ。タコ。」

悠「鮫の話なんだが……。」

真樹「タコの触手の話も出ましたよ?」

悠「せやなっ!!コホン……メキシコ北東部で発見された化石を分析し、翼のように大きな胸びれを持つサメが白亜紀の約9300万年前に生息していたことを明らかになったそうだ。」

京「ヒレなのか」

福太郎「剥ぎ取り素材かな?」

悠「ヒレ、上ビレ、極上ビレ」

ともき「ホントにすぐ脱線するよな」

マリア「プロメさん、お願いします。」

プロメ(仮)【フランス国立科学研究センター(CNRS)らの国際研究チームは、メキシコ北東部バジェシージョの石灰石採石場で2012年に発掘された化石を分析し、翼のように大きな胸びれを持つサメが白亜紀の約9300万年前に生息していたことを明らかにした。この新種は「アクイロラマナ・ミラルカ」と名付けられている。】

マリア「悪意ロラマナ」

ともき「字が違う」

灯「大きさとかは?」

悠「それはだな……プロメ」

プロメ(仮)【2021年3月19日に学術雑誌「サイエンス」で発表された研究論文によると、この新種は、頭から尾までの長さが1.66メートルであるのに対し、1.9メートルもの長い胸びれを持ち、頭が短く、口が大きい。これらの特徴は、マンタ(オニイトマキエイ)やイトマキエイと似ています。】

悠「という感じだ。」

ともき「お前が喋る必要ないよな?」

悠「おれの声を聞きたいだろ?」

マリア「ぜんぜん」

悠「おぉん?!」

プロメ(仮)【その一方で、ジンベイザメやイタチザメのような非相称の尾びれも持つ。つまり、この新種は、サメとエイの形態学的特徴を兼ね備えた、キメラのような外観となっています。】

福太郎「これは鮫映画界に震撼が……いや、走らんかな。」

悠「もっと無茶苦茶やってるからな、鮫映画は」

プロメ(仮)【この新種は、尾びれで推進力を得ながら、胸びれを使って体を安定させ、比較的ゆっくりと泳いでいたとみられます。また、化石では歯が見つかっていないものの、幅広の大きな口には小さな歯があったものと考えられ、ジンベイザメやマンタのように、プランクトンを食べていたと推定されています。】
15/100ページ
スキ