ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】6

ーラスタ・ラヴ(3/20/夜)-

悠「いやー、パラパラと雨降ってるけど寒くないって素晴らしいな!」
ニカッ!

マリア「笑いが怖い」

優日「悪意のある笑顔」

悠「どこに悪意があるというのか!!」

マリア「隠し切れない気配とかからですかね。」

悠「殺意を飛ばしてやろうか貴様!!」

ともき「どういうことだよ…」

悠「物理的に殴るんじゃなくて殺意と殺気で精神的なダメージを狙うわけだ。」

摩耶「鬼気迫るって言葉もある通り「殺す」って気配は勝負においては大事だからね。実際に殺す云々は置いといて……心意気って意味で」

金剛「そういうので敵の動きを読んだりする奴もいるけどな」

悠「いるいる」

摩耶「いるね」

優日「お前らじゃい!」

京「楽しそうだ」

マリア「内容はバイオレンスなんですけどね。」

悠「お前もどっちかといえばこっち側の人間だからな」

マリア「どこがですか。私はいたって普通の美少女ですよ。」

悠「……」

マリア「……」

悠「イチゴの季節だよな」

マリア「そうですね。」

ともき「今の間は何だ…。」

優日「イチゴ狩り行きたいわぁー」

摩耶「ひとハウス丸々食べつくせそう」

優日「余裕だね。」

ともき「さすがにやめとけ…。」

悠「ちなみにいちごはバラ科の多年草だ。分類学上では野菜だが流通上は果物として扱わる。」

京「野菜だったのか!」

福太郎「メロンとスイカも野菜やで」

優日「いわゆる果実的野菜ってやつだね。」

真樹「僕は今初めて聞いた」

悠「露地栽培が主だった頃はいちごの旬は4月中旬から5月だった。だがハウス栽培されるようになった現在だと、11月ごろから店頭で見かけるようになっている。ほぼ一年中、日本のどこかで栽培されているわけだ。まぁ、一般向けのパック販売は5月までのところが多いけどな。」

摩耶「最近はどんなフルーツでも一年中食べられるよね。」

金剛「そうだな。生でなくても冷凍とかもあるしな。」

悠「ところで、普段、食べているいちごは「果実」じゃあない。」

京「どういうこと?」

悠「いちごの果実は表面についているあのツブツブで、ツブツブひとつひとつに小さな種が入ってるんだ。」

優日「これはもう結構有名だよね。」

ともき「テレビとかでよくやってるしな」

京「じゃあ、あの赤い実っぽいのはなに?」

悠「実は茎の先にある「花托(かたく)」という部分が大きく膨らんだものだ。この花托は種を保護する役目があるのだそう。」
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