ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】6

ーラスタ・ラヴ(3/14/夜)-

悠「おおーん、おおーん。」

ともき「……」

京「泣かないで」

ともき「泣くっていうより鳴くだけどな」

優日「化け物か怪物か妖怪か……」

マリア「とりあえず人外ですね」

悠「……」
ドッ!
マリア「きょんっ!」

優日「八丈島の?」

福太郎「ガキデカのネタ分かる人が果たしておるんやろか…」

悠「恐ろしく速い手刀……おれでなきゃ見逃しちゃうね。」

ともき「見逃すも何もお前がやったんだろ。」

マリア「なにしとんじゃい!」

悠「手刀」
シュシュっ

マリア「そういう意味の何してるじゃないんですよねぇ。というか、痛いんですが……。」

悠「安心しろ、痣もできない骨に異常も出ない、ただし芯に響く鈍い痛みが残るように加減したからな。」

ともき「ただただ痛いだけで最悪じゃないか」

悠「本気なら首を落としてるところだぞ?」

優日「インドアフィッシュに食われそう」

悠「あまり舐めた発言ばかりをするから、そういうことになるんだぞ?」

ともき「優日も言ってたが?」

優日「ナニモイウコトハナイ」

ともき「いや、言い終わった後だろ。」

悠「まぁ、おれは一般人には手を出さないから。」

マリア「私も一般人なんですが?」

悠「一般人は100億の借金を返済できたりしないんだよ。」

マリア「逆ですよ。返済し終えたからこそ一般人なんですよ。100億の負債を背負ってない普通の美少女。ね?」

悠「手刀と地獄突きとどっちがいい?」

マリア「どっちも嫌といったら?」

悠「オラオラのラッシュだ!」

マリア「ヤダヤダのラッシュです!」

悠「いいだろう、ラッシュの速さ比べだ!!」

マリア「こうやって話が通じないのが一番困るんですよね。」

優日「仕方ないよ。人外だからね、日本語が不得意なんだよ」

悠「……昨日はゴマの話をしてたな。その続きでも話すか。」

ともき「どういう流れだよ…」

悠「ゴマはインドでも人気が高く、伝わったのは古く、インダス文明でも食用や灯油としてごまを活用したといわれてる。今でも伝承医学「アーユルヴェーダ」の薬剤としてごま油が用いられているほどだ。」

京「ゴマは世界を渡っていってるんだな。」

悠「そうだ。ごまが本格的に中国に広まったのは紀元前50年前後。世界最古の医薬書「神農本草経」は黒ごまを絶賛し、「気力を増し、脳髄を補い、飢えず、老いず、寿を増す」 「不老不死の妙薬」というお墨付きを与えたほどだ。」

福太郎「それはホンマにゴマなんやろか。」

マリア「鈴猫さんのへそのゴマという可能性は……。」

優日「そりゃ不老不死にもなる!!」

ともき「やめんかい」
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