ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】5

ーラスタ・ラヴ(3/7/夜)-

悠「ラッラッララーラーー。」

ともき「は?」

悠「なんの曲だと思う?」

ともき「しらねぇよ。」

悠「おれもハッキリと何の曲か思いだせなくてモヤモヤしてるんだ…。」

ともき「えー…」

優日「せめてもう少し絞れないの?」

悠「絞る?ラッラッ(やや高音)」

ともき「そういう意味じゃねぇよ。」

真樹「どういう歌だったって意味でしょ」

悠「そんなことわかっとるわい!」

ともき「ならなぜボケた…。」

福太郎「お約束ってやつかな。」

悠「まぁ、それはさておいて……」

ともき「さておくのかよ。」

悠「だって、たぶん誰も分からんて。おれだってわかってないんだし。」

真樹「いってることが記憶喪失か何かかな?」

京「もういっかい聞いてみよう」

悠「ラッラッララーラーーラララッラララッララッーー……ごめんね素直じゃなくて夢の中ならいえる♪ララッラララッララー♪」

福太郎「ムーンライト伝説」

ともき「っていうか、途中から歌ってるじゃねぇか。」

悠「思考回路がショート寸前で思いだしたんだ。」

優日「月の光をチャージしてサテライトキャンのでお仕置きよ。」

福太郎「お仕置きのレベルが桁違い」

悠「ダブルじゃないだけマシなのかもしれない。」

京「思いだせてよかったね。」

悠「スゲーッ爽やかな気分だぜ。新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~~~~~~~~ッ」

ともき「やかましいわ」

悠「くぅん。」

優日「けど、ムーンライト伝説って結構独特なメロディなのになぜ忘れたのか」

プロメ(仮)【コレガワカラナイ】

悠「ど忘れってそんなもんだぞ。」

京「なるほど」

ともき「お前の場合は度が過ぎてる忘れ方だけどな。」

悠「ホッホッホッ、面白いことをおっしゃる。あ、そうだ。面白いといえばすげぇ猿のニュース見たんだけど」

ともき「猿?」

悠「長崎県佐世保市の九十九島動植物園「森きらら」で妊娠するはずのない雌のシロテテナガザルが出産したらしい。」

福太郎「妊娠するはずがないってどゆこと?」

悠「その雌ザルは、檻の中で1頭だけ飼育されてたそうだ。つまり雄猿は接触できない状況だったのに」

ともき「え…」

優日「つまり処女受胎!?」

福太郎「マジかぁ。現代の受胎告知やん」

真樹「聖母マリアかな?」

悠「もっと詳しく言うと……プロメ」

プロメ(仮)【シロテテナガザルのモモ(10歳)が子ザルを出産したのを園職員が発見したのは2月10日の朝だった。想定外の出来事に園は混乱した。妊娠期間とみられる約7カ月間、モモの腹が大きくなることはなく、変わった様子もなかったため職員らは誰も妊娠に気づかなかったという。】

京「妊娠自体気がつかなかったのか」

福太郎「それで急に子ザル抱いとったらめっちゃ驚くわな」

悠「園は子ザルのDNA型鑑定をして謎の解明に乗り出すらしい。」

優日「子ザルのDNA鑑定ってすごいパワーワード」
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