ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】5

ーラスタ・ラヴ(2/17/夜)-

悠「ごぼぼぼぼぼっ」

優日「泡吹いてる……ははーん、蟹の真似だね!」

ともき「どう見ても違うだろ」

悠「雪降ってるじゃない寒いと思ったわー」

ともき「泡吹きながら何言ってんだ。」

悠「辛い、つらたん……寒い、サムシング……」

真樹「錯乱してるね」

京「しっかり、しっかりするんだ!」

福太郎「静かにせやけどしっかり降ったもんな。」

悠「朝、窓の外を見てめまいがしてそのままコタツに潜ったわ。」

ともき「潜るなよ」

悠「地球から見た太陽と月はなぜほぼ同じ大きさなのか知ってるか?」

ともき「さも今までそんな話してたように違う話を始めるな!」

悠「太陽は月に比べると、はるかに大きな天体だ。実際、その大きさがどれくらい違うのかというと、太陽の直径が約139万2000キロメートルあるのに対して、月の直径は約3475キロメートル。」

優日「ラー(太陽)は月に比べて約400倍大きいってことだね。」

福太郎「スフィアモードかな?」

悠「ラーの介護セット用意しなきゃ!」

ともき「話しだしたんなら横道にそれるな!」

京「けど太陽もほぼ同じ大きさに見えるぞ。」

悠「その理由は、地球から見て、月よりも太陽のほうがはるか遠くにあるからだ。地球から太陽まで距離は約1億4960万キロメートル。一方、地球から月までの距離は約38万キロメートル。その大きさの違いと同様、太陽は月に比べて約400倍も遠い場所に位置していることになる。」

真樹「ちょっと何言ってるかわかんない」

ともき「いや、分かるだろ…」

悠「このように太陽と月は、大きさと距離が同じく400倍も異なっていることで、地球からだと同じ大きさに見えているわけだが、この一致は単なる偶然に過ぎない。」

京「どういうこと?」

悠「じつは、月が誕生して間もない頃、月は今よりももっと地球に近い場所にあったが、年月とともに少しずつ離れていったんだ。」

真樹「あ、なんかこれドラえもんで聞いたことある。」

悠「現在でも、月は年に3~4センチメートルずつ地球から遠ざかっているといわれており、それに比例して見かけの大きさも少しずつ小さくなっている。つまり、大昔の地球から月を眺めると、今よりもはるかに大きく見えたわけで、現在、太陽と月が同じ大きさに見えているのは、単なる偶然ということになる。」

優日「これがネオスの力!!」

福太郎「優日ちゃんはネオスペーシアン好きやな」

優日「自分では絶対使わないカードだけどね。」

ともき「好きなのか嫌いなのか……」

プロメ(仮)【コレガワカラナイ】

悠「月の軌道は完全な円ではなく、わずかに楕円形を描いているため、見かけの大きさは日によって少しずつ違っている。ただし、その違いは非常にわずかであることから、肉眼でその変化を見分けるのは難しい。」
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