ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】5
ーラスタ・ラヴ(2/5/夜)-
悠「い、犬泥棒!」
ともき「は?」
悠「今、英国では犬泥棒が増えているそうだ。」
福太郎「なんでまた犬泥棒?」
悠「コロコロが流行下の英国で、ペット犬の盗難被害が爆発的に増加しているそうだ。感染対策のロックダウン(都市封鎖)がたびたび実施される中で、ペット需要が一気に高まったことが背景にある。」
優日「買えよ。または保険所から引き取れよ。」
福太郎「至極まっとうな意見」
悠「ひとのペット盗むような奴は一生もがき苦しみながら死んでいってほしい」
真樹「呪詛がすごい」
京「そんなにも増えてるのか?」
プロメ(仮)【新型コロナウイルスと同じくらい、拡大しているそうです。】
ともき「えぇ…」
プロメ(仮)【迷子犬の保護・捜索情報データベースを提供する団体「ドッグロスト(DogLost)」のウェイン・メイ(Wayne May)氏はこう述べ、「活動を始めて30年になるが、2020年は過去最悪の年だった」と振り返った。昨年3月以降、犬の盗難件数は推計250%増加したという。】
福太郎「250%とかとんでもない増加やな…」
悠「ゲームの武具だったら間違いなく限定一点物か何かしらのマイナス要素があるレベルの補正値だ」
優日「世界樹だったら普通にある倍率」
悠「あ、それは確かに」
ともき「例えが一般人にはわかりにくいんだよ」
悠「話しは変わるんだが「椿井文書(つばいもんじょ)」って知ってるか?」
優日「佃煮もんじゃ?」
ともき「違う違う」
京「なにそれ?」
悠「いわゆる古文書なんだが江戸時代後期に国学者の椿井政隆によって作られた偽物だ。」
真樹「……え、偽物?」
悠「ああ、京都や滋賀を拠点に偽の歴史を大量につくったとされてる。」
ともき「え、どういうことだ?」
悠「滋賀県の琵琶湖大橋から南東へ車で25分ほど走ると、湖南市の菩提寺エリアに入る。古くからの神社仏閣が多く、戦後は京都や大阪のベッドタウンとして開発されてきた地域だ。」
優日「佐賀牛、ワラスボ、シシリアンライス、みつせ鳥!!!」
マリア「即座に名産が出てくるところが素敵ですね。」
福太郎「ワラスボが入っとる+114514点」
悠「県道を進むと斜面に縦3メートル、横7メートルのモニュメントが見えてくるんだが……菩提寺土地区画整理組合が2001年に設置したもので、江戸時代のある国学者が模写したとされる絵図だ。その元は、室町時代の菩提寺エリアを描いた「圓滿山少菩提寺四至封疆之繪圖」だという。」
ともき「歴史的なものだな。」
悠「ところが、この絵図には複数のフェイクがあることが近年、明らかになったわけだ。」
真樹「間違いじゃなくて、フェイク?」
悠「ああ。たとえば、絵図には、「谷村」や「中村」など近隣村々の名称が小判型の円の中に記されている。だが、このこと自体がおかしい。」
京「どうして?」
悠「なぜならこれは、後世の江戸幕府が国絵図を作成する際に指示した様式だからだ。」
ともき「……でも、なにかの間違いってだけじゃないのか?」
悠「もっと明白な嘘は、制作年月日だ。絵図には、原本の絵が描かれたのは室町時代の「明応元年四月廿五日(1492年4月25日)」と記されている。だが、この日付は存在しない。」
京「存在しない!?」
悠「明応元年は7月19日からはじまるからだ。この年の4月25日は、前の元号である延徳4年になる。」
福太郎「えぇ……アカンやん」
悠「そういう嘘を検証する本が昨年出版されると、各地で困惑する人が出始めてるぐらいだからな。」
悠「い、犬泥棒!」
ともき「は?」
悠「今、英国では犬泥棒が増えているそうだ。」
福太郎「なんでまた犬泥棒?」
悠「コロコロが流行下の英国で、ペット犬の盗難被害が爆発的に増加しているそうだ。感染対策のロックダウン(都市封鎖)がたびたび実施される中で、ペット需要が一気に高まったことが背景にある。」
優日「買えよ。または保険所から引き取れよ。」
福太郎「至極まっとうな意見」
悠「ひとのペット盗むような奴は一生もがき苦しみながら死んでいってほしい」
真樹「呪詛がすごい」
京「そんなにも増えてるのか?」
プロメ(仮)【新型コロナウイルスと同じくらい、拡大しているそうです。】
ともき「えぇ…」
プロメ(仮)【迷子犬の保護・捜索情報データベースを提供する団体「ドッグロスト(DogLost)」のウェイン・メイ(Wayne May)氏はこう述べ、「活動を始めて30年になるが、2020年は過去最悪の年だった」と振り返った。昨年3月以降、犬の盗難件数は推計250%増加したという。】
福太郎「250%とかとんでもない増加やな…」
悠「ゲームの武具だったら間違いなく限定一点物か何かしらのマイナス要素があるレベルの補正値だ」
優日「世界樹だったら普通にある倍率」
悠「あ、それは確かに」
ともき「例えが一般人にはわかりにくいんだよ」
悠「話しは変わるんだが「椿井文書(つばいもんじょ)」って知ってるか?」
優日「佃煮もんじゃ?」
ともき「違う違う」
京「なにそれ?」
悠「いわゆる古文書なんだが江戸時代後期に国学者の椿井政隆によって作られた偽物だ。」
真樹「……え、偽物?」
悠「ああ、京都や滋賀を拠点に偽の歴史を大量につくったとされてる。」
ともき「え、どういうことだ?」
悠「滋賀県の琵琶湖大橋から南東へ車で25分ほど走ると、湖南市の菩提寺エリアに入る。古くからの神社仏閣が多く、戦後は京都や大阪のベッドタウンとして開発されてきた地域だ。」
優日「佐賀牛、ワラスボ、シシリアンライス、みつせ鳥!!!」
マリア「即座に名産が出てくるところが素敵ですね。」
福太郎「ワラスボが入っとる+114514点」
悠「県道を進むと斜面に縦3メートル、横7メートルのモニュメントが見えてくるんだが……菩提寺土地区画整理組合が2001年に設置したもので、江戸時代のある国学者が模写したとされる絵図だ。その元は、室町時代の菩提寺エリアを描いた「圓滿山少菩提寺四至封疆之繪圖」だという。」
ともき「歴史的なものだな。」
悠「ところが、この絵図には複数のフェイクがあることが近年、明らかになったわけだ。」
真樹「間違いじゃなくて、フェイク?」
悠「ああ。たとえば、絵図には、「谷村」や「中村」など近隣村々の名称が小判型の円の中に記されている。だが、このこと自体がおかしい。」
京「どうして?」
悠「なぜならこれは、後世の江戸幕府が国絵図を作成する際に指示した様式だからだ。」
ともき「……でも、なにかの間違いってだけじゃないのか?」
悠「もっと明白な嘘は、制作年月日だ。絵図には、原本の絵が描かれたのは室町時代の「明応元年四月廿五日(1492年4月25日)」と記されている。だが、この日付は存在しない。」
京「存在しない!?」
悠「明応元年は7月19日からはじまるからだ。この年の4月25日は、前の元号である延徳4年になる。」
福太郎「えぇ……アカンやん」
悠「そういう嘘を検証する本が昨年出版されると、各地で困惑する人が出始めてるぐらいだからな。」