ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】5

ーラスタ・ラヴ(1/28/夜)-

悠「メロンパン」

ともき「メロンパン?」

悠「メロンパンには実際にはメロンは使われていない。」

福太郎「最近はメロンクリームで使っとるもんもあるけどね。」

悠「ウグイスパン、ウグイスは存在するがパンには入ってない。」

ともき「あたりまえだ」

悠「メロンパンは実在する。メロンパンにメロンは使われていない。メロンは実在する。 ウグイスパンは実在する。 ウグイスパンに鶯は使われていない。鶯は実在する。以上の事実を踏まえると、カッパ巻きが実在し、それにカッパが使われていない事から、カッパが実在することは……明らかだ!!」

マリア「なにいってんだこいつ」

駒狸「でもなんか面白い考え方ですね。」

福太郎「悠は河童見たこと無いん?」

悠「河童はないな。河童みたいな禿げ頭したやつは見たことあるが」

ともき「やめとけ」

マリア「福太郎さんは河童を見たことが?」

福太郎「まだないけど、たぶんおるやろ。」

悠「都市伝説と暮らしてる男か言うんだから説得力が違うなぁ。それじゃあ昨日の続きでクレイジーな料理のアドバイスを紹介していこう。1920年代ナイフを2本使ってパイナップルを切る。」

ともき「ナイフを二本……二本?」

マリア「まさか、真ん中にぶっ刺して、皮を削いでいくとかですか?」

プロメ(仮)【1920年代に需要が高まったエキゾチックなフルーツのひとつが、パイナップルでした。皮に含まれる酸が口のなかの傷や腫れの原因となるため、皮を剥いたナイフで実を切らないようにと言われていたそうです。】

福太郎「ダブルソードで使うんやなぁて皮用と身用ってことやな。」

駒狸「ちなみにパイナップルを食べて口の中がチクチクするというのは酵素、正式名称はタンパク質分解酵素が原因ですね。」

真樹「つまりどういうこと?」

駒狸「パイナップルを口にすると、舌の上や頬の粘膜にあるタンパク質が酵素によって、徐々に溶かしてしまうんです。すると、タンパク質で覆われていた粘膜があらわに。これがチクチクの原因です。舌が、パイナップル本来の酸味や刺激に敏感に反応し、あのチクチクがやってくるのです。人によっては、ピリピリしたり、チクチク棘を刺されているように感じる人もいますね。」

京「溶けてるのか!?」

駒狸「ああ、でも唾液から常にタンパク質が分泌されるため、食べ終わった後はまた、元通りに舌がタンパク質でカバーされるのでよっぽどでない限りは大丈夫ですよ。」

福太郎「ほんなら身体に悪いん?」

駒狸「いえ、このパイナップルの分解酵素(ブロメライン)は米メリーランド大学医学部が提供する「医療ガイド」は、消化不良や炎症を抑える効果、関節痛の痛みを和らげるてくれる作用を紹介しています。こうした効能が認められ、軟膏やサプリメントとして、ブロメラインは今日広く普及されています。なので身体に悪いことは無いんですよ。」
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