ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】5

ーラスタ・ラヴ(12/22/夜)-

悠「鶏肉食いたいな」

マリア「フライドチキンですか。」

悠「いや……蒸し鶏?」

ともき「なんで疑問形なんだ」

悠「鶏肉食いたいんだけど、こう……なにが食べたいのが形になってないんだ……。」

京「難しい話だな…」

ともき「いや、話半分に聞いてていいから」

真樹「要するにどういうこと?」

悠「鶏肉の料理は食べたいんだが、どういう料理がいいかが定まってないということだ。」

摩耶「チキンステーキとか唐揚げとか鶏肉ベースだと無茶苦茶幅が広いんだけど」

金剛「ささみを茹でたものが一番だろ」

福太郎「筋肉に?」

金剛「筋肉にだ。」

マリア「育筋に余念がないですね」

摩耶「まぁ、こういってるけど金剛君は割と何でも食べるけどね。」

悠「Tボーンステーキの骨とか手羽先を丸ごととか」

金剛「いや、食えねぇことは無いだろうけど食わねぇよ。」

悠「魚はどこまでいく?おれはサンマなら頭から尻尾までいくときあるけど」

福太郎「ワイルド」

金剛「それは……あるな。」

ともき「あるんだ…。」

摩耶「けど、悠君は丸ごとでなくても魚とかドチャクソ綺麗に食べるよね。」

悠「昔から箸使いには自信がある。更に今は夜見のジジイに鍛えられたから、両手足どれでも完璧だぞ。」

ともき「足を使うな」

悠「そういうがおれは一カ月ほど足で食事させられてたからな。フォーク、ナイフ、スプーン、箸、最終的には寿司を潰さないように食えるようにまでさせられたし。」

マリア「行儀の悪さがローマ時代越えですね。」

悠「行儀とかそういう段階じゃないんだよ。まともな食事というだけでも大事だし、意地でも食わないと体力が回復しないからマジで死ぬ。」

ともき「……ちなみに食えなかった場合は?」

悠「生きた虫を捕まえて喰う。」

京「過酷だ。」

真樹「いや、そういうレベル?」

悠「できれば火を通して食う方がいいぞ」

摩耶「極限状態以外で虫は食べたくないけど一応注意は聞いておくよ。」

金剛「いつなにがあるかわからんしな。」

ともき「いきなり虫食にシフトするようなことは無いと思う」

悠「おれはそういうことが起こったぞ」

マリア「悠さんと一般人を一緒くたにしないでください。」

悠「どういう意味だ」

マリア「悪い意味ではないですよ。」

悠「そうかー」

マリア「いい意味でもないですけど。」

悠「ぉぉん?!」
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