ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】4

ーラスタ・ラヴ(11/7/夜)-

悠「しとしとぴっちゃん しとぴっちゃんしとぴっちゃん」

ともき「……」

吉音「雨降ってるね。」

悠「悲しく冷たい雨すだれ幼い心を 凍てつかせ帰らぬちゃんを待っている」

真樹「なにそれ」

悠「え?」

真樹「え?」

福太郎「子連れ狼やね」

真樹「ぜんぜんわかんない」

悠「お前、今までどうやって生きてきたんだよ。」

真樹「そこまでいわれること!?」

ともき「ではないな。俺も全然知らないし」

悠「原作の子連れ狼イメージソングとして作られたんだ。実写映画「死に風に向う乳母車」で挿入歌として起用され、映画親の心子の心、ド萬屋錦之介主演のドラマでも起用された。」

福太郎「はへー、そうなんや。」

悠「橋幸夫は涙かくして人を斬る以降の歌詞とセリフの部分のみ歌い、しとしとぴっちゃんの部分は若草児童合唱団のみが歌っているぞ。」

優日「うーん、ぜんぜん興味が湧かない。」

吉音「( ˘ω˘)スヤァ」

悠「……ご飯」

吉音「Σ(゚□゚!)ご飯っ!」

福太郎「この反応速度、ただもんではないな。」

ともき「確かにタダものではないんですけどね……。」

優日「タダものでないで思いだした。物珍しさで今日こんなのかったんだけど」
ゴンッ!

福太郎「重質量な音」

吉音「缶がいっぱい……缶ジュース?」

優日「ううん、缶のワインだよ。」

悠「缶ワインか…」

ともき「缶のワインてあるんだな。」

真樹「優日ちゃんワイン好きなの?」

優日「え、うーん……まぁまぁ?ビールとかのが好きかな。」

ともき「何で買ったんだ…」

優日「だから、物珍しさ」

吉音「缶ワインって美味しいの?」

悠「正直、あまりうまくないな。スパーリングの白ならチューハイみたいな感覚で飲めないこともないが。一本空けていいか?」

優日「好きに毒味して」

ともき「毒味て…」

悠「ゴクッ、くちゅくちゅ」

福太郎「どう?」

悠「うん、まぁ普通に若いワインだな。」

吉音「どころで、なんで缶のワインっあんまりに無いの?」

悠「アルコール度数の高いワインは金属の缶に入れると劣化してしまう。缶の内部をコーティングすることで数年の保存を可能にした商品だが……コルク栓と違って通気性がないから熟成しない。」

福太郎「そういう感じなんやね。」

悠「つまるところ……どいう層に提供したらいいのかわからん商品だな。」
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