ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】4

ーラスタ・ラヴ(10/31/夜)-

悠「ああ、10月が終わりを迎えそうなんじゃー……」

ともき「月終わりの恒例になってるよな。それに似たようなこと言うの。」

悠「いわせてよ。……いわせてよ!」

ともき「止めてはないだろ…。」

福太郎「しかし、月日の流れは速いよなぁ。」

マリア「光陰矢の如し」

悠「92日…。」

ともき「なに?」

悠「92日」

真樹「なにが?」

悠「人間は……生涯92日、時間でいうと2208時間……便座の上にいるんだ。」

「「「……」」」

ともき「なんで、今それ言った?」

悠「光陰矢の如しっていったから。」

マリア「まるで私が悪いみたいな言い方やめていただいた上で謝罪していただけますか?」

悠「ごめんちゃーい」

マリア「アリ地獄に埋めて全歯茎から血が出るまで殴り続けたくなりました。」

真樹「すっごい怒ってるのは伝わった。」

福太郎「アリ地獄っていうんが中々シュールやな」

悠「頭さえ出てるなら呼吸はできるからセーフだな」

福太郎「殴られたりすることより呼吸できることが大事なんやな。」

悠「おれは尻で呼吸できないからな」

ともき「むしろ、尻で呼吸できる生物が居るのか」

悠「一部の種類の亀は尻を使って呼吸ができるぞ」

マリア「……マジですか?」

悠「マジだぞ」

真樹「じゃあ、お尻にガス入れるのは大丈夫ってことだね。」

ともき「それとこれとは話が別だし、なにより人間はできないってんだろ。」

福太郎「しかし、生命の神秘やな」

悠「そらまぁ、ごく単純にガスが出るんだから空気を取りこむことも可能っちゃ可能だろうな。臭そうだけど、臭そうだけど。」

ともき「なんで二回いった。」

悠「大事なことだから。あっ」

マリア「今度は何ですか?」

悠「尻ついでに似たようなというか、関連性のある話もして良い?」

ともき「駄目って言ってもするんだろ」

悠「コアラの赤ちゃんは母親のフンを食べて必要な栄養を摂取してる。」

マリア「しっかりと止めるべきだったんでは?」

ともき「動物の生態の話だしなぁ…。」

悠「ゆうなは凄い感心してたぞ。なるほどなぁて。」

真樹「どゆこと?」

悠「そもそも、コアラが主食にしているユーカリの葉には他の動物が食べると死に至るほどの猛毒がある。コアラはそのユーカリを無毒化する細菌を腸で飼っているために死ぬことはなく、他の動物にとってはアンタッチャブルなユーカリが食べ放題という特典を手に入れた。だが、この細菌は生まれたばかりの子どもにはないため、親のうんこを食べ、細菌を体内に取り込むことで葉が食べられるようになるというわけだ。」

福太郎「は~……なるほどなぁ。」

ともき「っていうか、最初からそういう風に説明しろ。」
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