ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】4

ーラスタ・ラヴ(10/13/夜)-

悠「秋が深まってくるとアレだな。性欲の秋」

ともき「うるせぇ。」
マリア「年中発情サルは黙ってろ!」

悠「誰が年中発情性技王だ!」

ともき「いってねぇし、お前はお前で俺の後ろでいうんじゃない!」

マリア「わわわわ、わたわたしはなにもいってませせせんよよよよっ」

真樹「動揺が隠し切れていない」

悠「どうやらマヌケは見つかったようだな。」

マリア「……」
スッ
悠「なに指さしてる」

マリア「いや、マヌケけを…」

悠「ガリッ!」

マリア「あ、ヤバい……刺さってる牙が刺さってます。これ、肉が裂けるやつです。」

真樹「……冷静だね」

マリア「本気でヤバい事態だと逆に落ち着くってやつですよ。」

悠「ギヂヂッ」

福太郎「早めに謝ってどうぞ」

マリア「サーセンしたぁ!」

悠「ぺっ!次はないと思え。」

ともき「その謝罪でいいのか…」

摩耶「ソーシャルディスタンスがまだ言われてるのによく噛み付けるね。」

悠「おれの口内自浄作用がウイルスに負けるわけがない」

ともき「どんな自信だ…」

摩耶「……あっ、そっか」

真樹「なになに?」

摩耶「噛み付かれた側のマリアちゃんの身体に異変がないか心配すべきだったね。」

マリア「ゾンビとかになったりしないでしょうか……」
ガタガタ

悠「そもそもおれがゾンビじゃねぇから!!」

マリア「ただ、普通に血が出てるんですが」
ボタボタ

悠「そりゃしっかり噛んだからな。けど、本気だったら喰い千切ってるところだぞ。」

マリア「ゾンビみたいなもんじゃないですか」

悠「ゾンビなら噛み千切ってる、違うから噛み千切っていない。」

ともき「色々と間違ってる」

悠「そっか……。でも、おれは信念を曲げねぇ!だっておれは長男だから!」

ともき「信念とか言う話でもないし、そもそもお前長男もなにも一人っ子だろ」

真樹「親戚は多いけどね。」

悠「正直、顔なんかほとんどわからねぇし。名前も知らねぇ奴らだからヘタに気安く声かけられたら……顎を砕くと思う」

福太郎「怖っ…」

マリア「というか、悠さんは親戚の集まりとかに参加するんですか?」

悠「出たくはないが、一応顔を出す必要があることは多いからな。そういう時の為にコイツみたいなはぐれ者のをひとり用意しておくと気が楽なんだ。」
べしべし
真樹「僕ははぐれていませんー。親戚の人とも関係は良好ですー。」
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