ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき~。さっそくだけどゲームさせてもらうよん」

澪「本当にな……なにやるんだ?」

悠「ロマサガの3。家で発掘したのだ。」

翼「そのゲームってスーファミ?」

悠「おう。RPGのマゾゲーはやっぱりスーファミに限る。」

ともき「マゾゲー?」

稲葉「難易度が桁違いに難しいのに止められないマゾプレイヤーがいるから。マゾゲー」

悠「けど、ロマサガの2よりマシだろ。トラウマのフリーエンカウントシステム」

翼「なんだそれ?」

悠「ロマサガの2はシンボルエンカウントなんだけど、普通のシステムじゃなくてプレイヤーキャラのレベルに関係なく敵と接触するたびにどんどん強くなっていくんだ。」

優日「退却は100%できるんだけど、序盤から逃げるばっかりしてたら簡単に詰んじゃうんだよね。」

悠「ガキの頃そのシステムが理解できてなくて、ソロモン戦のクジンシーよりザコ敵のがヤバくなって七英雄ひとりも潰せずにやり直した思い出がある」

稲葉「小学生にはロマサガやウィザードリィは詰みゲーよね」

悠「ウィザか…あれも燃えたな。調子に乗ってダンジョン潜りすぎて即死トラップ→蘇生ミス→灰になった→パーティ完全消滅。」

優日「けど、私RPGならウィザードリィみたいなこてこてのRPGのが好きかも。」

稲葉「私はペルソナかしらアレも選択肢ひとつでバッドになるから」

悠「俺は絶対に日本一だな。レベル9999、やりこみ内容が桁違い。なんでもアリアリRPGだろ。」

翼「FF、ドラクエ、テイルズの名前が出てこないって…」

悠「王道もいいがやっぱりRPGは難ゲーのがなぁ。さて、やるか。」

ともき「っか、ロマサガの3てひとり用か?」

悠「当然。しかも制限プレーでやる」

稲葉「あらなに制限?」

悠「前はハリードひとり旅やったから今回は術縛りかな」

優日「なら攻撃にそうりゅうでトルネードで5人とも固めるの?」

悠「そだな。あとは補助用の月と太陽はどちらがいいかだな。予定的には月がいいけど、再生光も捨てがたい気がして。」

優日「それより、装備じゃない?」

悠「月白のローブで魔力を上げていくか、ヒドラレザーで打撃と火への耐性を高くするかが迷いだな。」

稲葉「術縛りは私もやったわよ。やっぱり月術の方が火力が高く安定するわね。序盤に月の骨が手に入って攻略が楽だし。終盤はシャドーサーバントが素敵過ぎるもの。」

悠「けど、同じ術ばかり使ってるとものすっごい飽きないか?」

稲葉「そうね。敢えて太陽術も使うのもいいかも。使える合成術が限定されてしまうのも寂しいしね。」

優日「太陽術も使う場合は、陽炎のローブもアリだと思うな。」

悠「太陽術の効果を上げる装備は他に無いからな…」
稲葉「術縛りじゃ盾が役に立たないから、ごり押しより堅実に行きたいし、ヒドラレザーが良いかもね。」

澪「ついてけてるか?」

しんご「全然…」
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