ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】4

ーラスタ・ラヴ(10/1/夜)-

悠「ちゅーしゅーのめーげつ」

ともき「は?」

悠「今日は中秋の名月。一年で一番月が美しく見えるぞ。」

マリア「笑う所ですか?」

悠「どうしてそう思った?」

マリア「いや、どういう反応示すのが正解かわからなかったもんで。」

悠「褒め称えろ」

マリア「……」

悠「ナズェミテルンディス!」

ともき「何ていった今…」

福太郎「なぜ見てるんですのオンドゥル語やな。」

真樹「え?何語?」

福太郎「オンドゥル語」

悠「おいおい、アルベド語と同じぐらい習得必須言語だろ」

ともき「んなわけない」

悠「はははっ」

マリア「何がおかしい!」

悠「……」

マリア「スッと真顔になって黙られても困るんですけどね。」

悠「お前も注文が多いやつだな」

マリア「悠さんほどじゃないですよ」

悠「おれの何処が注文が多いというのか。西洋料理店ぐらいのぐらいのレベルじゃい。」

福太郎「店名は?」

悠「山猫軒」

ともき「注文の多い料理店じゃねぇか!」

真樹「……なんだっけそれ」

ともき「えぇ…」

悠「国語の呪業のときに教科書に載ってなかったか?」

福太郎「授業な。授業。」

マリア「宮沢賢治の短編作品です。」

真樹「あー……ああ、なんとなく思いだした。うん、わかった気がする。」

悠「おれはコイツの学力に不安を感じ出した。」

マリア「でも現役女学生ですよ?」

福太郎「女?」

悠「というか、現役女学生が頭いいと思てんのかお前?」

ともき「お前それ今ネットで言ってみろ」

悠「まかせろ、アイドルが歌上手いわけねーだろ、バーカっていえばいいんだな!」

ともき「ちげぇわ!」

福太郎「自ら火薬庫で花火をしに行くスタイル。」

マリア「これが人を怒らせるプロの技ですか……。ゴクリッ!」

悠「へっへっへっ!生コンに砂糖混ぜてやるぜ!」

マリア「これは酷い」

真樹「どゆこと?」

ともき「え、いや、わからん。」

悠「生コンに砂糖を0.05%でも入れると硬化しなくなるんだ。だから、建設業界は、コンクリート打ちの際、コーラやジュースの持ちこみは厳禁だ。」

ともき「それをしっててなぜやろうとするのか」

プロメ(仮)【コレガワカラナイ】

悠「ただのイタズラだよ」

ともき「イタズラで済まないんだよなぁ。」

マリア「だいたい堂々とコンクリート打ちしてるときに砂糖なんて混ぜれないですよね。」

悠「……水に溶かしてドローンで上空から散布するのはどうだろうか」

福太郎「妨害ガチ勢かな」

ともき「性質が悪すぎる」
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