ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

悠「雨、雨…はぁ…梅雨の雨は嫌だな……」

ともき「いいから身体拭け風邪引くぞ!」

悠「バカは風邪ひかないから大丈夫だ。って、誰がバカだ!」

澪「タオルの追加持ってきたぞ。」

ともき「ありがと、頭にでも被せてやってくれ。」

澪「ほい。」

悠「わぷっ!ちょ、ボケを無視するなよ」

ともき「だったらまず拭けよ!」

悠「むー」

ともき「紅くん、頭わしわししてやってくれ。背が届かない。」

紅「へいへーい。」

悠「こ、こら乱暴にするな!キューティクルが痛む!」

梓「冷!暴れるなよ水飛沫がかかるだろ。」





しんご「……なんかすごい絵面だな」

稲葉「男四人係で男の身体拭いてるものね。際どい系のAVでもなかなか無いわよ。あんなシュチュ。」

翼「嫌な例えだな」

優日「けど、悠も変わってるよね。わざわざ雨のなか歩き回るんだから」

翼「しかも傘なしでな」


美喜「はぁ…花描と同じだわ…。」

鈴猫「風邪ひかなきゃいいけど…」

稲葉「あら、風邪をひいたほうが甲斐甲斐しく看護するチャンスじゃない?おねちゅ(お熱)はかったり~、お粥をあーんってしたげたり~、服ごしにじゃなく直接汗をとってあげたり」

鈴猫「……」

美喜「……アリだなって、考えてないわよね?」

鈴猫「えっ、いや…」

稲葉「あ、汗を取るやりかたを考えてたのよね?タオルなんかじゃなく、鈴猫さんの舌で上半身から少しずつ綺麗にしていって…だんだん下半身に近づいて……熱原をみつけたのに舐めても舐めてもドンドン熱くなって…「あれ?ドンドン汗がでてくるね…」って…」

翼「なんの話をしてる!!」

稲葉「甲斐甲斐しく看護する話よ。」

鈴猫「ダバダバタバ…」

優日「鈴猫さんから命の液体が溢れでてるね。」

しんご「ティシュ!ティシュ…っか、バケツと雑巾!」

美喜「はぁ…ちょっと、水浸しに血まみれとか止めてよね」

鈴猫「ご、ごめん…けど!ひとつだけ訂正させて!」

翼「なんですか?」

鈴猫「わ、私は看護するのが良いって思ってたんじゃないの……やっぱり、悠はやる気がなくても自由にウロウロしてくれてる方がいいなって……」

「「「……」」」

鈴猫「え?なんか…変な事いった?」

優日「鈴猫さん、小鳥遊じゃなく、月見里の嫁にならない?」

鈴猫「は、はぃ?」

優日「悠より優しいよ~?」

鈴猫「うっ…たしかに悠は意地悪で風来坊だけど…」

翼「悠には正直もったいないな…」

しんご「だな。いくらでも悠なんかよりいい人で幸せにしてくれる人、絶対にいるぞ。」

稲葉「めんどくさがり屋で救い様のないバカで、スケベで集団行動のできない偽善者の…」

鈴猫「悠はそんな人じゃないよ!!」

稲葉「クスクス。皆、冗談よ。」

美喜「あらあら…」

しんご「人に言われるのは嫌なんだ。」

翼「これは本物だな…」

鈴猫「ニャゥ…///」

優日「けど、アレだよね。」

美喜「?」

優日「真っ先に悠にタオルとか持っていった、ともき君とかのが好感度高いよね。」

稲葉「ともき君と悠のゴンビネーションはぶっちぎりだから仕方ないわよ」
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