ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】3

ーラスタ・ラヴ(7/31/夜)-

悠「送りつけるぜ!」

ともき「何をだよ」

悠「種」

優日「やべーぞ、レイプだ!」

ともき「何言ってんだお前」

福太郎「梅澤春人漫画かな?」

悠「そもそも、その種ではない」

真樹「何の種?っていうか、何の話?」

悠「ニュースで見たんだが注文した覚えがないにもかかわらず、海外から種子が入った郵便物が届いたという相談が、植物防疫所(横浜市)に全国各地から相次いでいるそうだ。」

福太郎「なにそれ、めっちゃ怖いやん」

ともき「何の種なんだ?」

悠「防疫所は「正体は謎だが、有害な植物の可能性もある」として、開封したり植えたりしないよう注意を呼び掛けてるそうだ。」

優日「謎の種……とりあえず飲んでみればいいんじゃないかな」

悠「そうだな」

ともき「なんでだよ、有害な可能性もあるって言ってんだろ」

優日「未識別アイテムは使えば識別できるから」

悠「階層が浅いなら多少マイナスアイテムでも早めに識別できたと割り切れるしな」

ともき「現実と不思議なダンジョンを混同するな!」

真樹「っていうか、海外の植物って日本に送っていいの?」

悠「いいわけないだろ、植物防疫官による検査を受けなければ輸入ができない。そして、今回の種は外装に植物検査合格証のスタンプが押されていないそうだ。」

ともき「それで正体は不明とか怖すぎだろ。」

悠「植物でも在来種を駆逐し、農作物に重大な被害を与える侵略的外来植物の恐れがあるからな。」

真樹「めっちゃ怖いじゃん」

優日「ヘタなホラーよりホラーしてるね。」

悠「北海道の女性宅には、白い封筒に入った種が届いた。伝票には「CHINA POST」などと書かれていたそうだ。神奈川新聞社の取材に、女性は「日本では例が少ないのでびっくりした」と話した。開封したものの、植物防疫所に相談して引き取ってもらうことにしたという。」

福太郎「そらまぁ、違法なもんやったら所持しとって逮捕とかなったら洒落にならんしな」

ともき「目的がわからないのも怖いな」

悠「同様のケ-スは米国の各地でも相次いでいるといい、ネット上でも話題が広がっている。」

優日「どうせ送ってくるなら食べ物がいいんだけど」

真樹「蟹とか送りつけられる犯罪もなかったっけ?」

福太郎「送り付け商法やな」

ともき「それで結局どうしたらいいんだ、もし来たら?」

悠「植物防疫所は「心当たりの無い種子が届いても、庭やプランタ-などに植えないで」と強調。種が届いても「袋を開けず最寄りの植物防疫所に相談してほしい」と呼び掛けている。」
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