ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】3

ーラスタ・ラヴ(7/30/夜)-

悠「アッチーナー」

マリア「タピオカ離婚?」

ともき「やめんかい」

福太郎「アッチーやなぁてアッキーやな。」

真樹「タピオカのブームも去ったよね。」

悠「おれは元から寒天派だ」

ともき「別に聞いてない」

悠「やっぱりあんみつは……最高やなって」

ともき「だから特に聞いてない」

悠「聞いてよ!もっとおれを知ってよ!」

マリア「深淵を覗くのはちょっと…」

悠「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」

福太郎目と目が逢う」

悠「瞬間好きだと気付いた~」

ともき「……」

悠「……高級ホテルの寝具に白が選ばれる理由は知ってるか?」

真樹「確か高級ホテルの寝んぐぅっ!?」
メリリッ!
悠「寝具やリネン類に白いものが使われているのは、汚れが一目でわかるようにするためなんだ。」

マリア「とりあえずマキチーさんを離してあげてください」

福太郎「物理的答えキャンセル」

ともき「性質が悪い」

悠「ちなみに値段の安いホテルで、色物の寝具なんかが使われてることがあるのは、汚れを目立ちにくくするためだ。」

マリア「台風が来ると川とか田んぼを見に行くのはどうしてですか?」

悠「自分は大丈夫だという根拠のない自身と命を賭けて嵐の中に飛び出していける自分に酔いしれてるからだ」

真樹「辛辣」

ともき「何で今それを聞いた…」

マリア「なんとなく。」

悠「まぁ、おれも嵐が来ると外に出ちゃうんだけどな」

福太郎「何しに?」

悠「弾針剄を全力で撃ったら家の周りくらいは嵐を吹き飛ばせないかと試し撃ちに」

ともき「それが出来だしたらいよいよお前が怖くなってくるんだが……」

悠「笑えよベジータ」

ともき「誰がベジータだ」

悠「じゃあ、江戸の物価の話をしてやろう」

マリア「待ってたぜ、この時をよぉ!」

悠「江戸といえば「銭湯」だ。江戸には水道が引かれていたが、水は非常に貴重で薪も高価だった。そのため武士だろうが庶民だろうが銭湯に通ったんだ。」

福太郎「江戸っ子は風呂好き」

悠「実際、仕事前、仕事終わりに少なくとも2回は入ってたそうだ。」

真樹「そんなに入ってたら逆に肌が乾燥しそう」

悠「ところがそれを「垢ぬけた」と粋がっていたそうだ。入浴料は大人8文、子供6文」

マリア「246円と198円……今の銭湯が470円ですからだいぶ割安感がありますね。」

悠「そして男湯の二階には娯楽室があった。価格は入浴料の他に8文、菓子代8文の計16文。」

マリア「約530円」

悠「金銭に余裕のある人達は銭湯に来るとまず二階に上がり服を脱ぎ、一階の風呂場に向かう。風呂を堪能したら二階に戻り、二階の番頭が持ってきた茶や菓子を食べてくつろぐんだ。五番や将棋軟化も置いてあったそうだ。」

ともき「現代でいうところスーパー銭湯みたいな感じか」
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