ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】3

ーラスタ・ラヴ(7/29/夜)-

悠「あー……あー……」

ともき「……」

福太郎「ゾンビかな?」

悠「こんな健康的なゾンビは珍しいぞ」

福太郎「……そうでもなかな。むしろ、生きた人間より死人の方が元気まである。」

悠「福ちゃんの死人デッキちょっと強すぎんよー」

ともき「死人デッキなんだ」

悠「会話用のデッキだ」

優日「アンデット系のデッキが強いのはよくあることだし……多少はね?」

悠「ゾンビキャリア……シンクロ……うっ、頭が……」

ともき「セルフトラウマ想起やめろ」

悠「おれの心のさとりんが、さとりんがー!」

ともき「うるせぇ」

優日「早く心閉ざしてしてどうぞ」

悠「無意識の妖怪少女になっちゃう」

真樹「少女?」

悠「美少女」

優日「ただの心無い怪物の間違い」

悠「最後は心が芽生える感動のストーリーになるだろ!」

福太郎「高確率で同時に死ぬんやけどな。」

悠「最後の最期で芽生えてからの死しあるある」

ともき「まぁ、王道展開だわな」

悠「王道を行く!」

優日「帝王は?」

悠「このディアボロだ!依然変わりなく!!」

福太郎「永遠にしに続けるんやけど」

悠「おかしいな、最後には全部死が付きまとってる。」

真樹「そりゃ最後は死ぬでしょ。」

福太郎「死んでからが本番の人らもおるで」

悠「な?福ちゃんの死人デッキ強すぎるんだよ」

優日「確かに」

ともき「だから強いってなんだよ……」

悠「防犯カメラってあるだろ」

ともき「何だ急に…」

悠「あの画像がいまどき白黒な理由を知ってるか?」

優日「美白狙い」

真樹「綺麗に映るならありかもしれない」

ともき「ぜったい違うだろ」

悠「かつての防犯カメラは、カラー撮影だと記録媒体の要領を大きく使い、長時間録画が難しかったからだ。」

真樹「昔はってことは今は大丈夫なんでしょ?」

悠「そうだな、技術が進歩し、カラーでも長時間録画できる機種が増えている。とうぜんカラーの方が服の色とかがわかるし、防犯上、有益な情報をとらえられるから、今後はカラー化が進むことになるだろうな。」

福太郎「白黒の方が画像の荒さとかも相まって心霊的なもんはより怖さとかが増すけどな。」

悠「何でもかんでも綺麗にとらえ過ぎると幽霊とかもバッチリ映りすぎで偽物と思っちゃうしな」

ともき「それは作りが甘いだけだろ」

悠「雑コラの方がマシまである」
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