ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】3

ーラスタ・ラヴ(7/23/夜)-

悠「やめられない止まらない~」

マリア「芸能人が大好きな白い粉?」

ともき「やめとけ」

悠「まったくだぜ。やめられない止まらないのはアレに決まってんだろ」

真樹「カッパえび…」

悠「駒狸汁」

「「「……」」」
フィッ

悠「おい、なぜ、みんなで目を反らす。こっちみろよ。」

ともき「……そのでっかい水筒は何だ」

悠「駒狸汁だ。」

福太郎「二リットルぐらい入りそうなんやけど」

悠「駒狸汁だ」

マリア「何で持ち歩いてるんですか?」

悠「熱中症予防と良かったら皆さんにもどうぞ、という駒狸さんの気づかいの表れだ。」

真樹「ひぇっ…」

悠「ひぇってなんだ!ひぇって!身体にはすごくいいんだぞ、身体には!!」

ともき「味とか見た目とかは」

悠「( ˘ω˘)スヤァ」
白巳「( ˘ω˘)スヤァ」

ともき「うぉい!」

福太郎「いつの間にか白巳ちゃんが」

悠「ずっと居たぞ。具体的にはおれの背中に貼りついてた」

マリア「セミかな?」

悠「夏だしな!」

ともき「ごり押そうとすんな」

悠「江戸の物価の話の続きをしようか」

マリア「やったわっ!」

真樹「マリアちゃんこの話好きだね」

福太郎「江戸好きなん?」

マリア「江戸が好きというか……お金の話が好きなんです」

ともき「そこかぁ…」

悠「江戸の庶民がよく食べていたものは豆腐や納豆の他にも菜っ葉類も売れていた。例えば水菜やからし菜、小松菜など季節によってさまざまだがこれを3文から4文で売っていたようだ。」

マリア「だいたい120円くらいですね。」

ともき「物にもよるがこれは現代と価格が似ているな」

悠「茹で卵売りも「卵ーー卵ーー」と呼び声をあげながら籠に鶏卵を入れて売り歩いていた。価格は大きいもので1個20文ほど」

マリア「約660円」

福太郎「計算はやっ」

悠「夏になれば枝豆を売りに来る。値段は束の量によるが4文から8文とわりとリーズナブル。」

マリア「約130~260円なりぃ!!」

ともき「落ちつけ」

悠「また夏の風物詩といえば冷や水売りがあった。これは白玉入りの甘くて冷たい水をお椀に入れて販売する商売で価格は一杯4文ほど、さらに「砂糖マシ」は8文、「マシマシ」は12文など特注のオーダーもあったようだ。」

ともき「マシマシって」

マリア「次郎のマシマシは無料ですよ。」

悠「悪いが、おれはあれ系のラーメンは受け付けない。」

真樹「サブウェイでも野菜増しできるよ。」

福太郎「サブウェイ頼んだこと無いなぁ。」

悠「まぁいずれにしてもこんな感じで長屋には様々な物売りが訪れ、庶民の生活を支えていたわけだ。」
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