ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】3

ーラスタ・ラヴ(7/21/夜)-

悠「あっとぃ、あっとぅーい!」

ともき「うざい」

悠「すまんな、許せよ!」

マリア「これでもかというほどの上から目線」

真樹「何様かな?」

悠「……ミジャグジ様」

福太郎「マーラ様では?」

悠「もう、福ちゃんのスケベ」

福太郎「ミジャグジさまも大概な姿なんですがそれは」

悠「亀の頭だかセフセフ」

ともき「破裂したらいいのに」

悠「おれは爆弾岩か」

マリア「どっちかというと…………すいません、なんかいい例えが思いつきませんでした。」

悠「それでもやりとおすのが芸人じゃろがい!」

真樹「芸人じゃないでしょ」

悠「じゃあ、江戸時代の物価の話の続きしよっか。」

真樹「なんで?」

マリア「よっ、待ってました!」

真樹「ええっ!?」

福太郎「何気にお気に入りやったんやね。」

悠「前回は納豆の話だったが今度は豆腐だ。値段は一丁56文から60文ほどこれを半丁、あるいは4分の1丁ずつ販売していた。」

福太郎「んっ、てことは……一丁約2000円近いってことか」

ともき「た、高いな」

悠「当時の豆腐は現在の四倍もの大きさだったようだ。醤油をかければすぐオカズになる豆腐は江戸庶民から絶大な支持を得ていた。」

真樹「豆腐がご飯のおかずっていうのがよく分かんない。」

悠「は?」

真樹「え?」

悠「豆腐でだって飯がくえるじゃろがい!お好み焼き、おでんも白飯食えるに決まってんだろ。オカズ警察とか抜かしているカス共は纏めてかかってこいよ!唇から前歯貫通するまで殴り続けてやるからな!!」

ともき「落ちつけ」

福太郎「気持ちはわかる。」

マリア「私はオカズうんぬんじゃなくて食べ物であるなら生きるために何でも食べますよ。」

真樹「またベクトルが違う…」

悠「ふーふー……シジミ売りも早朝から売りに来る。価格は一升10文くらい」

プロメ(仮)【1800mlあたり330円です。】

悠「他の魚介類だと、コハダが一尾2~3文(約80円)と安く庶民はこれをよく食べていた。イワシやサンマも安く、マグロも安い魚で、一尾200文(6600円)ほど切り身なら24文もだせば3人でも食べきれないほどだった。」

ともき「マグロはずいぶんと安いな」

悠「この時代だと現代と異なり、マグロを獲っても江戸に運ぶ道中で鮮度が落ちてしまったんだ。そのため、マグロはこの時代だと下魚と呼ばれて好まれなかったみたいだ。」

福太郎「まるっと冷凍できんもんな」

マリア「夏場すぐに痛んじゃいますね。」
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