ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】3

ーラスタ・ラヴ(7/19/夜)-

悠「女性は興奮するとおっぱいが膨らむらしいぞ」

ともき「……はあ?」

悠「ちなみにこれは科学的にも証明されてるガチな奴だ」

福太郎「へぇー」

マリア「そんな、じゃあ鳳さんなんてどうなるんですか!」

悠「大変なことになる」

ともき「やかましいわ」

優日「じゃあ、胸が小さくて悩んでる人は常に興奮してたらいいわけだね。」

真樹「血管とか切れそう」

悠「新手の痴女かもしれん。」

ともき「黙れって」

優日「もっと面白い話ない?」

悠「今の話は面白くなかったか?」

優日「面白かったよ」

福太郎「んっ、そこは認めるんやな。」

悠「じゃあ、昨日の話の続きをしようか。」

マリア「昨日は何の話を?」

福太郎「江戸時代後期の物価の話。一文33円計算で」

優日「これだけ聞くと歴史の勉強みたい」

悠「江戸庶民の大部分は狭い長屋暮らしをしていた。一軒の広さは3坪が普通で、その中に90cmの土間1m近くの流し、かまど何かが設置されていた。つまり実際に居間兼寝室として使えるのは四畳半くらいのものだったんだ。」

優日「へー、私の家のトイレと同じ広さくらいしかなかったんだ」

ともき「どんなトイレだよ!」

真樹「うちのトイレならそのぐらい広さだね。」

福太郎「ガチのパターンがあった」

悠「ちなみに水は共同井戸、トイレもゴミ溜めも長屋の住人が共同で使っていた。そんな長屋の家賃はおよそ800文から1000文くらいだ。」

マリア「私たちの時代の貨幣価値だとだいたい30000円くらいですね。」

悠「住居環境はともかくわりとリーズナブルな家賃だったため、当時の庶民は真面目に働いていれば家賃に困ることはなかった。」

マリア「ちょっと江戸時代にいってきます」

ともき「ちょっとって感覚でイケるもんじゃないだろ。」

悠「さて次はこの時代の食材の物価についてだ。長屋の路地には魚売り、野菜売り、惣菜売り、塩や炭などの日用品やなんかが行きかっていた。夜が明けると一番に来る売物は納豆屋だった江戸の住人は納豆を朝食のおかずによく食べてたんだ。価格は四文と大変安かった。」

福太郎「だいたい130円か」

優日「私も毎朝納豆食べてるね。」

マリア「スゴイですよ。どんぶりご飯に納豆三パック丸々ですからね。」

ともき「すげぇな…」

悠「また、文政年間には「たたき納豆」というのが流行った。これは納豆を包丁で叩いたものと豆腐や菜っ葉を混ぜたものでこれを煮立てて納豆汁にして食べてたようだ。価格は8文(約260円)。」

ともき「いわゆるインスタント味噌汁みたいなもんか。」
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