ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】3
ーラスタ・ラヴ(7/4/夜)-
悠「Dirty deeds done dirt cheap」
ともき「またか」
悠「いともたやすくおこなわれるえげつない行為」
マリア「やたらイイ発音が苛立ちを増加させてますね。」
悠「Dirty deeds done dirt cheap」
ベチンッ!
マリア「ぴぃっ!」
福太郎「いともたやすくおこなわれるえげつないデコピン」
真樹「シンプルに痛そう…」
マリア「すげぇ痛いです」
悠「おれのデコピンはポッキーを容易にへし折る」
ともき「それぐらいなら子供でもできるわい。」
吉音「ポッキーって美味しいけど私的には量が足りないんだよね。もっと大きいのないかな」
鈴猫「大きいのかぁ」
悠「なにいやらしい話してんだ。大きくて太いのなら……」
ともき「死ね」
悠「シンプルな罵声」
福太郎「チョコバットでええんちゃうかな。」
吉音「福太郎さん……天才?」
福太郎「適当な代案で天才の称号もらえた」
悠「じゃあ、おれも天才の称号が欲しいからB級映画の話するわ」
マリア「それで、なんの天才の称号が得られるんですかねぇ」
悠「それは琵琶法師として知られる耳なし芳一が冥府魔道でビリー・ザ・キッドと戦うという意欲作、他には宮本武蔵、沖田総司、武蔵坊弁慶、佐々木小次郎が挑みかかが根本的に盲目の琵琶法師に過ぎない耳なし芳一は「俺より強い奴に会いに行く」系の男とは異なるので例えるなら子羊に襲いかかる狼の群れのような暴挙。「闇武者」の話をしていこう。」
「「「……」」」
ともき「既に空気がヤバいんだが」
悠「何故耳なし芳一って呼ばれてんのか知ってるかい?奴さんマム犬の命乞いに聞く耳を持たねぇからだよ。」
ともき「お前がまず人の話に耳を傾けろ」
悠「映像業界で多方面に活躍を続けるOZAWAあるいは小沢仁志氏の本作は賛否でいうなら極端に両論が分かれているが否定の声に並んで強い肯定の声も見られるいわゆるカルト映画だ。」
福太郎「カルト映画は……根強い人気があるもんなぁ。」
吉音「たると?」
鈴猫「カルト」
悠「阿弥陀寺に住む盲目の琵琶法師の芳一。芳一の弾く卓越した琵琶の音色に惹かれて怨霊が彼の元に集まってくると悟った阿弥陀寺の和尚は芳一の身体に経文を書き連ねて怨霊から守るがそこで和尚が耳に写経するのを忘れていたために芳一は命こそ助かったものの耳を削ぎ取られてしまった……」
福太郎「んっ、流れ的には問題ない耳なし芳一やな」
悠「そして和尚は武芸百般に秀でた芳一の魂を闇武者として冥府魔道に送るのであった……というのが本作の耳なし芳一だ。」
ともき「いや原点と本作の間に何が起きたんだよ」
悠「冒頭から問答無用で冥府魔道に降臨すると迫りくる音量を瞬く間に琵琶でなぎ倒していく。敵なし芳一を狙って。」
ともき「やかましい」
鈴猫「というか……琵琶で闘うの?」
吉音「ビワ好き」
マリア「果物の方ですね。」
悠「唐突に宮本武蔵が出現、二天一流を操る武蔵に対して補遺値はワイヤーや刃を備えた琵琶で渡り合う。」
鈴猫「ワイヤー……刃……?」
悠「なお皆も日本史の授業で習ってると思うが芳一はクライマックスで突然ミサイルを持ちだすぞ。」
福太郎「俺はその日本史習ってないなぁ」
マリア「日本の歴史、こわれちゃーう」
悠「下方向に対して技の判定が強い武蔵に対して芳一は琵琶の弦を置いて牽制、二天一流のバッタを制すると闇武者個人戦の勝利を勝ち取るぞ。上手い人が使う芳一は全然動きが違うからな。」
ともき「格ゲーか!」
悠「だが武蔵を倒したと思った刹那に突然ステージが巌流島にワープ。武蔵に執着する剣豪の佐々木小次郎が阿弥陀寺の最終兵器芳一を待っている。という感じに本作は物語性が薄く代わりに芳一のスタイリッシュ琵琶アクションを楽しむ方向性に特化した意欲作だ。」
鈴猫「なんでそこに意欲を向けちゃったんだろう…」
マリア「どうしてなのか」
プロメ(仮)【コレガワカラナイ】
悠「とはいえ戦の合間には芳一が闇の中で己の業と向き合う話も挟まるんだが逆に退屈で箸休めと呼ぶにも間延びしているから単に芳一が荒唐無稽に闘っている方が面白いんだ。」
ともき「テンポが悪いんだな…いや、他に悪い部分も多々あるんだが」
悠「小次郎を下すとワープした芳一は五条大橋の上空で闘う武蔵坊弁慶や女体化した牛若丸と遭遇。英霊……女体化……特異点……亜種聖杯戦争だ。」
マリア「令呪を持って命ずる。面白い映画の話をしてください」
悠「気が向いたらな。芳一と牛若丸は連携して弁慶を討伐、と思うと西部開拓時代にワープしていたので続いてビリー・ザ・キッドと荒そう……という流れと勢いをラストまで繰り返しているのが本作だ。実は笑える話も多くてな。三本目の腕を持っていた沖田総司が文字通り三段突きを操るくだりは酷かったよ。」
ともき「技の解釈が文明開化すぎるだろ」
吉音「結局面白いの?」
悠「……」
ともき「そこで黙るなよ」
悠「Dirty deeds done dirt cheap」
ともき「またか」
悠「いともたやすくおこなわれるえげつない行為」
マリア「やたらイイ発音が苛立ちを増加させてますね。」
悠「Dirty deeds done dirt cheap」
ベチンッ!
マリア「ぴぃっ!」
福太郎「いともたやすくおこなわれるえげつないデコピン」
真樹「シンプルに痛そう…」
マリア「すげぇ痛いです」
悠「おれのデコピンはポッキーを容易にへし折る」
ともき「それぐらいなら子供でもできるわい。」
吉音「ポッキーって美味しいけど私的には量が足りないんだよね。もっと大きいのないかな」
鈴猫「大きいのかぁ」
悠「なにいやらしい話してんだ。大きくて太いのなら……」
ともき「死ね」
悠「シンプルな罵声」
福太郎「チョコバットでええんちゃうかな。」
吉音「福太郎さん……天才?」
福太郎「適当な代案で天才の称号もらえた」
悠「じゃあ、おれも天才の称号が欲しいからB級映画の話するわ」
マリア「それで、なんの天才の称号が得られるんですかねぇ」
悠「それは琵琶法師として知られる耳なし芳一が冥府魔道でビリー・ザ・キッドと戦うという意欲作、他には宮本武蔵、沖田総司、武蔵坊弁慶、佐々木小次郎が挑みかかが根本的に盲目の琵琶法師に過ぎない耳なし芳一は「俺より強い奴に会いに行く」系の男とは異なるので例えるなら子羊に襲いかかる狼の群れのような暴挙。「闇武者」の話をしていこう。」
「「「……」」」
ともき「既に空気がヤバいんだが」
悠「何故耳なし芳一って呼ばれてんのか知ってるかい?奴さんマム犬の命乞いに聞く耳を持たねぇからだよ。」
ともき「お前がまず人の話に耳を傾けろ」
悠「映像業界で多方面に活躍を続けるOZAWAあるいは小沢仁志氏の本作は賛否でいうなら極端に両論が分かれているが否定の声に並んで強い肯定の声も見られるいわゆるカルト映画だ。」
福太郎「カルト映画は……根強い人気があるもんなぁ。」
吉音「たると?」
鈴猫「カルト」
悠「阿弥陀寺に住む盲目の琵琶法師の芳一。芳一の弾く卓越した琵琶の音色に惹かれて怨霊が彼の元に集まってくると悟った阿弥陀寺の和尚は芳一の身体に経文を書き連ねて怨霊から守るがそこで和尚が耳に写経するのを忘れていたために芳一は命こそ助かったものの耳を削ぎ取られてしまった……」
福太郎「んっ、流れ的には問題ない耳なし芳一やな」
悠「そして和尚は武芸百般に秀でた芳一の魂を闇武者として冥府魔道に送るのであった……というのが本作の耳なし芳一だ。」
ともき「いや原点と本作の間に何が起きたんだよ」
悠「冒頭から問答無用で冥府魔道に降臨すると迫りくる音量を瞬く間に琵琶でなぎ倒していく。敵なし芳一を狙って。」
ともき「やかましい」
鈴猫「というか……琵琶で闘うの?」
吉音「ビワ好き」
マリア「果物の方ですね。」
悠「唐突に宮本武蔵が出現、二天一流を操る武蔵に対して補遺値はワイヤーや刃を備えた琵琶で渡り合う。」
鈴猫「ワイヤー……刃……?」
悠「なお皆も日本史の授業で習ってると思うが芳一はクライマックスで突然ミサイルを持ちだすぞ。」
福太郎「俺はその日本史習ってないなぁ」
マリア「日本の歴史、こわれちゃーう」
悠「下方向に対して技の判定が強い武蔵に対して芳一は琵琶の弦を置いて牽制、二天一流のバッタを制すると闇武者個人戦の勝利を勝ち取るぞ。上手い人が使う芳一は全然動きが違うからな。」
ともき「格ゲーか!」
悠「だが武蔵を倒したと思った刹那に突然ステージが巌流島にワープ。武蔵に執着する剣豪の佐々木小次郎が阿弥陀寺の最終兵器芳一を待っている。という感じに本作は物語性が薄く代わりに芳一のスタイリッシュ琵琶アクションを楽しむ方向性に特化した意欲作だ。」
鈴猫「なんでそこに意欲を向けちゃったんだろう…」
マリア「どうしてなのか」
プロメ(仮)【コレガワカラナイ】
悠「とはいえ戦の合間には芳一が闇の中で己の業と向き合う話も挟まるんだが逆に退屈で箸休めと呼ぶにも間延びしているから単に芳一が荒唐無稽に闘っている方が面白いんだ。」
ともき「テンポが悪いんだな…いや、他に悪い部分も多々あるんだが」
悠「小次郎を下すとワープした芳一は五条大橋の上空で闘う武蔵坊弁慶や女体化した牛若丸と遭遇。英霊……女体化……特異点……亜種聖杯戦争だ。」
マリア「令呪を持って命ずる。面白い映画の話をしてください」
悠「気が向いたらな。芳一と牛若丸は連携して弁慶を討伐、と思うと西部開拓時代にワープしていたので続いてビリー・ザ・キッドと荒そう……という流れと勢いをラストまで繰り返しているのが本作だ。実は笑える話も多くてな。三本目の腕を持っていた沖田総司が文字通り三段突きを操るくだりは酷かったよ。」
ともき「技の解釈が文明開化すぎるだろ」
吉音「結局面白いの?」
悠「……」
ともき「そこで黙るなよ」