ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】6

ーラスタ・ラヴー

花描「なぁ、ピエロ君。次は?」

悠「まず、ダンジョンの内の扉調べると…」

花描「おっと、戦闘になったぞ」

悠「アサルトドアーは強敵だけど、ポロムのスロウとパロムのバイオで切り抜けられる」

花描「スロウとバイオだな。わかった。」

美喜「ちょっと、花描……アンタなにしてるの?」

花描「あ、俺ビールな。」

悠「俺は日本酒」

美喜「やかましい!」




澪「ビールは俺がいれるから、しんごは悠の日本酒つくってくれ。」

しんご「つくる?カクテルじゃないよな。」

澪「あぁ、ミニグラスに氷一個。トックリの方にも氷一個いれるんだ。」

しんご「日本酒に氷?」

澪「悠曰く、氷が溶けていくと、だんだんと味が変わっていくらしい。悠の日本酒の注文はそれで通してくれ。使う日本酒は大海とかな高いやつは出しちゃダメだぞ。」

しんご「了解。」




花描「な、デモンズウォールがだんだん近づいてきてんだけど」

悠「最後まで接近されると「クラッシュダウン」の技で即死だぞ。」

花描「マジか…。どう攻めたらいい?」

悠「スロウでボスの動きを遅らせて、セシルとシドにバーサクを使って攻撃させる。」

花描「オーケー。パロムはガ系の魔法でいいか?」

悠「ああ、MPが続く限り撃ちまくれ。ただ、魔法に対してカウンター攻撃の「石化にらみ」がくるけど、HP回復には余裕があるから、ポロムが治療すればいい」

花描「了解、了解」

美喜「いや…なに、楽しそうにゲームしてるわけ?」

悠「うーん……なんでだろ。」

花描「はじめから思い出してみるか。」

悠「だな。まず、俺はラスタに向かってた」

花描「様子見に来たら、ピエロ君に会った。」

悠「入り口で一言、二言、話して店に入った。」

花描「それから色々話した」

悠「笑ったし」

花描「共感もした」

悠「気がついたら」

花描「今にいたりましたとさ」

悠「ちゃんちゃん」

美喜「なんだろ。殴りたいすごく殴りたい。」

悠「へい、落ち着け。ここ最近殴られたり、蹴られたりして、つねられたりで痛いのには疲れ気味なんだ。」

美喜「はぁ…」

花描「ため息ついてると兄貴が心配するぞ」

美喜「誰が原因よ」

花描「ピエロ君。」

悠「待て待て。いきなり全部擦り付けるのはイグ◯イテット。」

美喜「安心しなさい両方よ。」

悠「弱ったな。どうする?」

花描「ふむ。とりあえず、飛空挺ファルコン号からどうしたらいい?」

美喜「おぃ!」

悠「ルカに話しかけるとイベントが発生するから、シドの弟子に話しかけて「はい」を選択したら場面がかわるぞ」

美喜「だから、話を聞きなさいっての!!」

悠「なんだ?最終ボスならレベル40オーバーまであげてればかてるはずだ。」

美喜「ボスの前に私はアンタを撃破して、エンディングを迎えようかしら…」

悠「アレ、俺バッドエンド!?」

花描「ふふ。なかなかいい感じだな」
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