ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】3

ーラスタ・ラヴ(6/13/夜)-

悠「エンジョイサマー」

ともき「梅雨のど真ん中なんだが」

悠「そこにシビれる憧れるぅー!」

ともき「やかましい」

マリア「ゲロ以下の臭いがプンプンしそう」

悠「なにかいったか小娘」

マリア「……このハゲェ!」

悠「余計に悪ぅなっとるやないかいっっ!!」

マリア「じゃあ、この電脳禿げ!」

悠「トラップは無効だぁ!」

福太郎「強い(確信)」

マリア「つまりハゲは褒め言葉」

悠「んなわけない。」

真樹「そりゃそうだ。」

悠「そしておれはハゲていない。これだけは真実を伝えたかった。」

マリア「……怪しい」

悠「……」
ガシッ!ググッ、ググググッ!
マリア「あばっ、あばばばはばっ!」

福太郎「最終手段は力技」

ともき「謝っとけ」

マリア「……!!」

悠「ほほう、意地でも謝らんか……その意気や良し!意地を通してみろ!」

真樹「顔面掴まれてるから喋れないんでしょ」

悠「あ、そっか。」
パッ!
マリア「顔の形がジャガイモみたいになるところでした……」

悠「で、謝罪は?」

マリア「うるせぇ禿げ!」

悠「小娘がぁ!」

ともき「ループすんな」

悠「はい」

マリア「はい」

福太郎「ここは素直」

悠「おれだっていちいち怒りたくないんだよ……。」
ヒュンヒュンヒュンヒュン!

ともき「明らかに手の動きがガチなんだが」

福太郎「そろそろやめとかなガチのが来るで」

マリア「助けて鈴猫さん!」

悠「誰もお前も助けない、誰もお前も愛さない……絶望に落ちろ!」

マリア「それでも私は借金100億返できましたから絶望なんて生ぬるいんですよ。」

悠「強い。」

福太郎「絶望も借金も跳ねのけて地獄の底からよじ登って来たわけやもんな。」

マリア「ひれ伏せ」

悠「くそぉ……勝ねぇ……勝てねぇよぉ……。」

ともき「なんの勝負してんだ」

悠「シャンプーできるカツラの話をしようか」

ともき「なんでだよ…。」

真樹「ハゲの次はカツラかぁ」

福太郎「また髪の話しとる」

悠「カツラを洗う時には、通常頭から外して専用のシャンプーで洗う。だから、カツラの使用を隠してる人は、人前で髪を洗うことはできない。」

マリア「よく知ってますね。さすがハ…」

悠「……」
ヒュッ
ビッ!
マリア「……」

悠「近年、そういう悩みを持つ人の為に、頭につけたまま、シャンプーできるカツラが開発された。「連続装着タイプ」と呼ばれる、カツラを接着剤で地肌に貼りつけるタイプだ。この貼りつけタイプなら、ネットの下に指を入れ、そのまま地肌を洗うことが可能だ。」

真樹「へー……」

悠「ただし、市販のシャンプーを使うと、接着剤の粘着力が弱まるため、専用シャンプーを使う必要がある。」

福太郎「ホンマに詳しいな」

悠「禿げないためには禿げに対する知識が必要だからな」

ともき「それ枠にカツラの知識はいらないと思うんだが」
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