ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】3

ーラスタ・ラヴ(6/7/夜)-

悠「こうきたら……こう!」
ササッ!

ともき「なにやってる。」

悠「ボディブローを避ける動きの練習。」

ともき「今のがか…」

悠「ああ、スパッと避けられるぜ!」

神姫「……」
ズドッ!
悠「ごふぉ!」

福太郎「ボディにブローがシュート!」

優日「超エキサイティング!」

プロメ(仮)【バトルドーム!】

マリア「避けられましたか?」

悠「……おなかが……いたい……」

詠美「でしょうね」

吉音「避けられなかったね。」

悠「そもそもまだ何もしてないのに何で殴られたのか……コレガワカラナイ。」

神姫「まだってことは何かするつもりだったのね?」

悠「…( ˘ω˘)スヤァ」

神姫「頭蓋に踵落とそうかしら」

悠「ウミガメのスープして遊ぼうぜ!」
ガバッ!

ともき「また唐突に…」

詠美「ウミガメのスープ?」

悠「水平思考推理ゲームだ。プロメ」

プロメ(仮)【今から問題を出します。それに対して、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をして答えに辿り着いてもらうゲームです。】

吉音「面白そう!」

詠美「質問はなんでもしていいの?」

プロメ(仮)【もちろん。ただし、「はい」か「いいえ」でしか答えません。】

悠「はぁい、よぉいスタァート!」

ともき「ねっとりいうな。」

プロメ(仮)【では、問題です。ある雑誌が今月は特別付録付きだった。Aさんはその雑誌を買ったことがなかったが付録がついているので買った。しかし付録を一度も使わなかった。なぜでしょう?】

吉音「わかった!その付録が思っていたのと違ってたから!」

プロメ(仮)【残念、ハズレです。】

真樹「付録の中が見えなかったから?」

プロメ(仮)【違います。】

マリア「その二つが違うなら質問していくしかないですね。」

ともき「その雑誌はどこでも買えますか?」

プロメ(仮)【はい。】

詠美「Aさんはその雑誌をいつも何故買わなかったのですか?」

プロメ(仮)【その質問は「はい」「いいえ」で答えられないので却下します。】

詠美「なるほど、こういのはダメなのね。」

優日「その雑誌は自分の為に買った?」

プロメ(仮)【はい。】

マリア「その付録は人にあげたりしましたか?」

プロメ(仮)【いいえ。】

吉音「その雑誌は月刊誌ですか?」

プロメ(仮)【関係ないです。】

真樹「その雑誌はファッション誌ですか?」

プロメ(仮)【それも関係ないです。】

吉音「Aさんはいつもそれを買っている?」

プロメ(仮)【いいえ】

詠美「問題でいかったことが一度もないって言ってたわよ。」

吉音「じゃあ、買わなかったのはお金がなかったからですか?」

プロメ(仮)【いいえ】

神姫「その雑誌は毎回Aは見ていた?」

プロメ(仮)【はい】

吉音「えー……毎回見てるのに付録ついてたから買ったんだよね?」

真樹「見てたってどこで見てたんだろ」

優日「友達とかじゃない?」

マリア「借りたりしてたんでしょうね」

吉音「でも付録がついてたから買ったのに何で使わないんだろう。」

詠美「Aさんは男ですか?」

プロメ(仮)【……どっちでしょう、まぁ関係ないです。】

詠美「女性用のを男性が買ったわけでもないのね。」

優日「付録の中が何か視えましたか?」

プロメ(仮)【はい、見えます。】

ともき「その付録は袋に入ってますか?」

プロメ(仮)【はい、入ってます。】

ともき「買ったけど付録がなかったわけでもないか……。付録はAさんがAさんの家まで持って帰れましたか?」

プロメ(仮)【はい】

吉音「その付録は食べ物?」

プロメ(仮)【いいえ】

悠「その雑誌は付録がついてない物は無い?」

プロメ(仮)【はい、今回は特別付録付きです。】

詠美「その付録を使わなかった理由はありますか?」

プロメ(仮)【はい】

詠美「使わなかった理由があるのね……」

マリア「その付録は不良品でしたか?」

プロメ(仮)【いいえ】

優日「その付録は入っている袋から出しましたか?」

プロメ(仮)【はい】

ともき「出したのに使わなかったのか…」

福太郎「その付録を目当てでAさんは買いましたか?」

プロメ(仮)【いいえ】

真樹「え、目当てじゃないのに買ったの?」

マリア「はい、答えを言います。今回雑誌を友達が買わなかったから仕方なく自分で買った。だから付録は必要なかった。」

プロメ(仮)【いいえ違います。】

マリア「ありゃりゃー」

ともき「でも必要なかったのに何故かったんだ」

吉音「その雑誌、友達は買いましたか?」

プロメ(仮)【…………えーと、関係ありません。】

ともき「友達関係ないのか」

悠「まず友達に見せてもらうってところが違うんじゃないかな」

福太郎「Aさんは生きている?」

プロメ(仮)【はい、生きています。】

詠美「家に持って帰ったっていってたしね。」

優日「それが古本屋で売ってたとしたら買いますか?」

プロメ(仮)【いいえ、買いません】

マリア「もし古本屋で付録なしの同じものがあったら買いますか?」

プロメ(仮)【……それは付録なしのがあるって状態ってことですか?】

マリア「ええ、付録有り無し、両方あるなら買いますか?」

プロメ(仮)【買いません】

詠美「今のところのことを纏めると……Aさんが友達に見せてもらってたわけでなくて付録が欲しかったわけでなく付録付きを買った。中古なら付録付きでも着いてなくても買わない、か。」

吉音「その雑誌は単発の雑誌ですか?」

詠美「それ月刊誌ですか?って質問あったよね。答えはいいえだったわよ。」

プロメ(仮)【いいえ】

詠美「あれ……さっきの答えと矛盾してない?」

悠「そその雑誌は連載誌か?」

プロメ(仮)【はい】

福太郎「その雑誌は色んな作者さんが乗っとる?」

プロメ(仮)【はい】

ともき「その雑誌の一部の作者さんのファンですか?」

プロメ(仮)【はい】

ともき「あ、好きな作者さんが復帰したから付録目当てでなくその雑誌を買った?」

プロメ(仮)【違います。】

ともき「これも駄目か……」

プロメ(仮)【ですがかなり惜しいところまで来ています。】

悠「その作者さんの作品はいつも連載されている?」

プロメ(仮)【はい、されています。】

神姫「その作者の連載目当てに買った?」

プロメ(仮)【はい、それ目当てに買いました。】

吉音「問題は何で今回だけ買ったかだよね。」

詠美「古本なら買わないってことは新品よね。あ、古本屋で立ち読みはできますか?」

プロメ(仮)【はい、できます。】

ともき「いつもは古本屋で立ち読みしていた?」

プロメ(仮)【古本屋かどうかわかりません。】

優日「古本かどうか……ってことはいつもは立ち読みしてますか?」

プロメ(仮)【はい、いつもは立ち読みしています。】

神姫「…………いつもは立ち読みしてるけど付録があるから立ち読みできなかった?」

プロメ(仮)【ほぼ当たりなので正解です。】

「「「おーーっ!!」」」

プロメ(仮)【いつもは立ち読みしているけど今回付録がついてたので袋詰めされてて立ち読みできなかった、だから付録目当てでなく雑誌目当てでその雑誌を買ったから付録は必要ないので使わなかった、が答えです。】

吉音「なるほどー、面白いね!」

悠「まぁ、これは結構分かりやすい問題だな。ちなみにおれは答え分かってやってた」

福太郎「同じく」

神姫「なんとなくそんな気がしてたわ。要所要所でいい質問投げてたし」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!次のフォース系カードのうち直接攻撃に発動するカードは?1.聖なるバリアミラーフォース2.業炎のバリアファイアーフォース3.閃光のバリアシャイニングフォース4.波紋のバリアウェーブフォース】

神姫「波紋バリアウェーブフォース」

悠「今日は神姫が良く当てる日だな」
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