ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】2

ーラスタ・ラヴ(3/6/夜)-

悠「温かかったけど夜は寒い」

ともき「そりゃそうだ。」

悠「ほら、おれのこと暖めてどうぞ」

福太郎「この流れ、前もあったような」

優日「カエンタケとか皮膚に塗ってみる?」

悠「ベニテングダケよりヤベェ奴はNG」

吉音「美味しいの?」

ともき「ベニテングダケよりヤバいって発言から美味しいかどうか聞くのは……どうなんだろうか」

悠「プロメ」

プロメ(仮)【汁を触るだけで皮膚がただれ、僅か一口で人が死ぬこともあります。】

吉音「こわっ!?」

想「触るだけでも危険なきのこもあるんですね。」

悠「おれの危険なキノコは触られると喜びますけどね。」

ともき「前歯全部へし折れろ。」

悠「ひっぇ!」

プロメ(仮)【傘を持たない棍棒状の独特の形状を持ち、その柄は時に1、2回枝分かれし、手指状とも形容される。その鮮やかな赤色とあいまってまさに、「火炎の如し」です。近年では白い色のカエンタケも発見されました。ちなみに、中国語ではカエンタケの仲間は「肉棒菌」とよばれます。】

真樹「肉棒……あれ、じゃあ、悠が言ってることはあながち間違いでもない?」

ともき「間違ってるよ!」

悠「南極の昭和基地は、ゴミをどこに捨ててるか知ってるか?」

福太郎「こらまた唐突な……」

吉音「普通に捨ててるんじゃないの?」

マリア「南極でゴミを捨てることはできないんですよ。たしか」

吉音「え、そうなの!?ゴミ捨て場とかないの?」

想「処理場がないという事だと思いますよ。」

真樹「で?」

悠「もちろん日本に持ち帰って捨ててるんだ。年一回、観測船で運んでいってるんだが、その量は毎回200トンにのぼる。」

吉音「えー、大変!」

悠「しかも、それは焼却炉で燃やし、灰にしたうえでの重さだ。昭和基地には現在68棟もの建物があり、90人余りの隊員が働いてる。」

吉音「それだけの量のゴミが出るんだね。」

想「長いこと生活をしているとどうしてもゴミは出ますからね。」

吉音「ところで……なんでこの話したの?」

悠「なんとなくだ!」

マリア「なんとなくで生きてる人は違いますね。」

悠「はははっ。足払いからの下段突きのコンボぶちかましてやろうか小娘!」

ともき「ガチギレすんな」

悠「ふーー……はい、小鳥遊お勉強問題!遊戯王:デッキからカードを3枚引き、その後2枚捨てる魔法カードは?1.悪魔のサイコロ2.光の援軍3.闇の指名者4.天使の施し」

福太郎「みんな大好き施し」

マリア「天使の……あ、鈴猫さんのことですね」

吉音「鈴猫ちゃんって天使だったの?」

マリア「はい」

真樹「わぁ、曇りない眼で返事したね。」

ともき「やめろやめろ。なんでも鈴猫さんを引き合いに出すんじゃない」

想「えーと、天使の施しでいいんでしょうか?」

悠「イエア!」
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