ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】

ーラスタ・ラヴ(1/21/夜)-

悠「我が名は花京院憲明!」

ともき「違うだろ」

悠「はい」

ともき「チッ」

福太郎「切れのいい舌打ち」

悠「心の余裕をもって!心の!余裕を!持って!!」

ともき「お前の存在が余裕を失わせるんだよ。」

悠「それはおれが心のよりどころだってことだよ。」

マリア「悠さんの脊髄反射で口八丁に生きてるところは本当に尊敬してますよ。」

悠「ははっ、いいぞ。こんどグラブジャムンを腹いっぱい食わせてやるよ。」

マリア「やったぜ!」

ともき「やかましいわ」

真樹「心の拠り所っていうか勝手に侵略してきてるよね。」

悠「侵略!侵略!グレイトフルデッド!」

福太郎「偉大なる死!」

マリア「イカむす……イカ?」

福太郎「グレイトフルデッドのスタンドは下半身が触手でイカっぽい(?)し、多少はね」

悠「どうでしょう?」

ともき「知らんがな」

マリア「ところで一ついいですか?」

悠「なんぞ」

マリア「グラブジャムンってなんですか?腹いっぱい食わせてくれるって言葉に二つ返事しちゃいましたけど。」

悠「お菓子だよ」

ともき「お菓子なのか」

真樹「へー、どこの国のお菓子?」

悠「主に北インドからパキスタンにかけて広く愛されているお菓子だ。」

マリア「……あの」

悠「なんぞ!」

マリア「何でさっきから頑なにお菓子自体の情報を出してくれないんですかねぇ?」

悠「……ははっ」

ともき「ああ、これは何かあるな」

福太郎「んー……なんやったかなぁ。聞いたこある気が…………あっ。」

マリア「え?」

福太郎「思い出したわ。」

悠「思い出しちゃったか」

福太郎「世界一甘いお菓子や」

真樹「……あれ、思ったよりは普通だった」

ともき「……ちなみに具体的には?」

悠「揚げたボール状のドーナツを極甘のシロップに浸けたお菓子だ。」

マリア「極甘ですか?」

悠「極甘だそうだ。さぁ……覚悟はできたか?」

マリア「覚悟して食べなきゃいけないような甘さとか地獄なんですけど」

悠「分かりやすく例えるならサーターアンダギーのシロップ漬けだな。」

ともき「そもそもサーターアンダギーはシロップにつけて食べるもんじゃないからな」

悠「パンケーキをバケツ一杯のシロップにつけて食べると宇宙の誕生が見えるというから……グラブジャムンを食べたら、何が見えるんだろうな(にっこり)」

マリア「悠さんが召し上がってください。」

悠「嫌に決まってんだろ。そんな身体にクッソ悪そうなもん」

ともき「これだからな」

福太郎「せやけど身体に悪そうなもん程おいしい定期」

悠「わっかるぅー。はい、小鳥遊お勉強問題!ロマサガ3:「敵のHPを奪い取り、自らのものとする」術の名前は?1.サクション2.ハクション3.クッション4.サカナクション」

マリア「サカナクションの宝島ダンスでワンチャンイケるんじゃないですか?」

悠「……」
タッタッタッタッ

福太郎「真顔での動きがホラー」

真樹「HPっていうか何か精神的なものを削られていきそう」

悠「1D100で振れ」

福太郎「1D100て相当ヤバい邪神直視レベルなんやけど」

ともき「サクション」
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