ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ービアガーデンー

悠「おー結構人いるな。」

優日「この雰囲気がいいよね。呑むぞ~みたいな。あ、あそこ空いてるよ」

ともき「はは…ほどほどにな…。てゆーか、俺ついてきて良かったのか?」

悠「よいしょ、なにか用事あったのか?」

優日「もしかして休肝日?」

ともき「いや、二人で呑みたいんじゃないのか?」

優日「私は大勢のほうが好きだよ。」

悠「独り飲みがしたい時は初めからこっそり行動する。」

ともき「あ、そう…」

悠「っか、何人か電話したけど…翼と零夜はどっかに出掛けてるらしくて、あと数人は電話に出てくれんかった。俺が普段でないから拒否られたのかもな、いっひっひ。」

ともき「バカいうなって」

優日「そんな事より、乾杯しようよ。」

悠「あれ、そんな事で片付けられた?」

ともき「はは、生き生きしてるな。」

優日「うん。ビアガーデン大好き♪」

悠「んじゃ、乾杯といきますか。」

「「「乾杯」」」

悠「ふぅ…にしても暑くなってきたな。」

優日「だね。私もさすがにタオル一枚脱いだよ」

ともき「え、何枚いれてるんだ?」

優日「三枚」

悠「おま…そりゃ重ねすぎだろ。蒸れ防止のためにブラ外したほうがいいぞ」

ともき「頭関係ないし…セクハラだし。」

優日「いや、けど夏場はホントにブラ外したくなるよ?窮屈だし胸の谷間とか汗疹でるし」

ともき「こっちも素で答えちゃったよ」

優日「?」

悠「中身はオッサンだから」

優日「女の子なら誰だってそう思うよきっと。」

悠「いや、つるぺたでちっぱい(ちっちゃいおっぱい)なら関係ない。」

ともき「お前も真顔でなにいってる?」

優日「ぱはぁ~、おかわりしてこよ。なにかついでに取ってくるよ?」

悠「枝豆と冷奴」

ともき「じゃあサーモンのカルパッチョ」

優日「はいはーい」

悠「優日は可愛いよな」

ともき「……」

悠「どした?」

ともき「いや、ちょっと驚いた。真顔でいうから」

悠「あー?」

ともき「いや、いつも軽いノリでいうだろ。」

悠「照れ隠しだ。」

ともき「照れる奴は軽くいわねぇって」

悠「俺はわりと全部マジなんだけどねん。」

ともき「どうだか。」

悠「酷っ。誰にも対等よ?」

ともき「それはなんとなく分かるけど…」

悠「健全な量を忘れて求めすぎたらダメだ。溢れちまうからな。いっひっひ。まぁ、つまらん話しは止めよう。そうだ。ダリアの花が綺麗に咲いたんだよ。」

ともき「この前見たよ。黄色とオレンジのだろ?」

悠「そーそぅ。んで次はあれの隣に何を植えようか考え中なんだよ。なにせメイン花壇には向日葵植え…」

優日「ただいま。はい、料理取ってきたよ」

悠「また鍋が焦げついちゃってな。綺麗にするの頼むよ。」

ともき「え?あ、あーいいぞ。(秘密にする必要あるのか?)」

優日「鍋の話し?」

悠「おぅ。油汚れも、ともきに渡したらなピッカピカの綺麗になって返ってくるんだ。」

ともき「変わりに俺は包丁研いでもらってる。悠に預けたら新品みたいになるからな」

優日「さすが夫婦だね」

ともき「誰が夫婦だ。」

悠「いっひっひ。ギブ&テイクさ。」

優日「あ、そうだ。向こうに崇さんと拳二さんが居たよ。二人だけで」

悠「What?」
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