ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅴ】

ーラスタ・ラヴ(1/13/夜)-

悠「ゴブリンアターック!」
ブンっ!

ともき「……普通にバレーのアタックの動きのようだけど?」

悠「ああ、ゴブリンをブチ当てるんだ」

ともき「つまりぶっ叩くわけか」

悠「違う違う」

ともき「は?」

悠「ゴブリンをブチ当てるんだよ。つまり、バレーでいうボールの部分がゴブリンの頭部だ」

ともき「なにおぞましいことを言ってるんだ。」

優日「もしかしたら、それがバレーボールの起源!?」

真樹「……ゴブリンが存在した?」

ともき「根本的に間違ってる」

悠「だけどサッカーの起源は頭蓋骨を蹴りあってたのが始まりという話もあるわけで……。」

ともき「どっちにしろゴブリンはいねぇから。」

真樹「で、結局ゴブリンアタックって何?」

優日「ロマサガ2リマスターで使える追加陣形だね。接近攻撃力と弓攻撃アップと一部攻撃されにくくなるマイナス要素無しの陣形。」

悠「鳳天とラピッドが優秀だから結局は使われないけどな。……ところで、そこの揺光」

揺光【ここの揺光さんじゃが?】

悠「尻尾に絡まっている白巳を降ろしてもらおうか。」

揺光【妾は何もしておらんのだがのう?】
白巳「くぅくぅ」

真樹「頭から突き刺さってる」

優日「これが本当の頭隠して尻隠さず、だね!」

ともき「隠れてるっていうか、刺さってるんだけどな。」

揺光【どれ、仕方ない。】
ぶんぶん
白巳「しゅぴぴっ」

優日「尻尾を振り回してるけどビクともしない」

悠「いや、これ、ビクともしてたら吹っ飛んでるだろ。やめろよ、雑に振りだそうとするの。」

揺光【そこはお主が受け止めたらよかろう。】

悠「……それもそうだな。」

ともき「それも正しい受けだろうけど、もっと安全で適切な対処法があるだろう。」

福太郎「そうしとるあいだに白巳ちゃんの身体の2/3が埋もれていっとるね。」

優日「ドラゴンボールで似たようなの見たことある。」

ともき「セルの尻尾に吸収される人造人間のアレか」

悠「ここまで埋もれると引っ張りだすのは困難だな……押し込むか」

ともき「なんでだよ」

悠「よいしょっ!」
グッ←
揺光【……】
スポンッ!→
白巳「しゅぴゅー」
ころん
優日「白巳ちゃん、ゲットだぜ!」

ともき「なんで違う尻尾から飛び出したのか……。」

悠「細かいことは気にすんな、おれも考えないようにしてるから」

揺光【妾の尻尾で遊んで楽しいかえ?】

悠「え、おれらが遊んでる感じなのコレ?遊ばれてるじゃなくて?はい、小鳥遊お勉強問題!ロマサガ2:ゴブリンの巣にいるボスゴブリンの名前は?1.キング2.ジャック3.クィーン4.マスター」

福太郎「ゴブリンといえばホブゴブリン」

真樹「……ホブって何?」

優日「確か大きいとか立派って意味だったはず」

悠「おれの股間はホブ……ということでよろしいかな?」

ともき「捥げろ」

悠「ひぇっ」

揺光【いやいや、なかなか立派なものぞ?捥ぐにはもったいない。】

ともき「なんとも言えなくなるんで真顔でのフォローやめてください……。」

白巳「ぷひゅー……キング……しゅぴゅぴゅ……」
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